三角移動平均(TMA)は、二重平滑化される、つまり2回平均化されるという点で単純移動平均とは異なります。二重平滑化は、三角移動平均が新しいデータ点に対して単純移動平均と同じ速さで応答しないようにします。新しいデータ点にすばやく応答する平均には、単純移動平均または指数移動平均を使用します。
MAvgType ('T')の場合、MovingAverage関数は次のプロシージャを使用します。
- ウィンドウ サイズ、Nを計算します:
N=ceil(window_size +1)/2
window_size値はWindowSize引数によって指定されます。
- 次の式を使用して、各ターゲット列の単純移動平均を計算します。
SMAi = (V1 + V2 + … + VN)/N
この関数は、行の先頭からターゲット列のi番目のウィンドウでSMAiを計算します。
Viはウィンドウのインデックスiでのターゲット列の値です。
- 次の式を使用して、ステップ2で取得した値のウィンドウ サイズNの単純移動平均を計算して三角移動平均を計算します。
TMA = (SMA1 + SMA2 + … + SMAN)/N
この関数は、最初のn行(nがN未満)について計算した累積移動平均値を出力テーブルに書き込みます。