ここでは、DMLコマンドの後でDELETE文を使用する方法について説明します。
DELETE文は、サポート環境でも使用できます。その場合は、DELETEの通常の規則に従います。
Teradata TPumpは、単一テーブルを扱う文だけを実行するため、DELETE文に結合を含めてはなりません。
テーブルからレコードを削除するには、LOGONコマンドに指定したusernameが、指定したテーブルに対するDELETE権限を持っていなければなりません。
DELETE文のWHERE句の条件(複数のこともある)が評価されると、その結果は明確な真、明確な偽、または不確定になります。ある行についての結果が真である場合、Teradata TPumpはその行を削除します。アンダーフロー、オーバーフロー、またはゼロによる除算などの異常な算術条件に起因する不確定な結果は、エラーとして扱われ、Teradata TPumpはその行とエラー コードの両方をエラー テーブルに記録します。
DELETE文は、対象のオブジェクトを1つだけ識別しなければなりません。
スクリプトを作成する場合は、以下の点を考慮する必要があります。
- DELETE文は、テーブルまたはビューのいずれかに適用できます(ビューは結合を指定していないものに限る)。
- WHERE句では、基本索引のすべての列について等式値を規定どおりに指定する必要があります。
DELETE文のWHERE句では、OR構成を使用できます。別の方法として、2つ以上の別個のDML文(ORの項当たり1文)を使用して、DML文をIMPORTコマンドのAPPLY句に条件付きで適用させることもできます。通常は、どちらか一方の方法を選択するのが適切です。
- この句に指定する列は索引の一部である必要はなく、1つ以上の索引付けされていない列を指定できます。この句には、固有索引の列の任意の組み合わせや、その他の列の任意の値について、等式値以外の値を指定することができます。
- IMPORTで参照できるINSERT、UPDATE、およびDELETEの文の最大数は128です。128番目のDMLによって、エラー テーブルのDMLSEQフィールドにDMLの連続番号128が挿入されて、データベース3520エラーが引き起こされることがあります。
- 1つの要求に収容できるDML文の最大数は、1500です。収容される文の数のデフォルト値は20です。
DML validtime修飾子および非テンポラル セマンティックスがサポートされています。詳細については、Teradata Vantage™ - SQLデータ操作言語, B035-1146を参照してください。