Teradata TPumpエラー表は、問題点を追究し修正するための診断機能の役割を果たします。詳細については、BEGIN LOADにある表の説明を参照してください。
時折、Teradata TPumpは適切に処理できない行に遭遇することがあります。このような場合、Teradata TPumpはそれぞれのターゲット表ごとに作成されるエラー表の中に、1つの行を作成します。エラー表は、問題の原因を明らかにして修正できるようにするための十分な情報を提供するように構成されています。
行が欠落、重複、または余分に存在する場合は、DMLコマンドのMARKパラメータで指定されている場合に限って、これらの行がエラー表に記入されます(MARKパラメータは、UPSERTを構成するDML文以外のすべてのDML文のデフォルトです)。
行が欠落、重複、および余分に存在する問題に特に関係のあるエラー コードは3つあります。
- 2816: Failed to insert duplicate row into Teradata TPump target table. (Teradata TPumpターゲット テーブルに重複行を挿入できませんでした。)
このエラーは、MARK DUPLICATE INSERT/UPDATE ROWSが指定されていて、重複する行が検出された場合に発生します。
- 2817: Activity count greater than one for Teradata TPump UPDATE/DELETE. (Teradata TPump UPDATE/DELETEのアクティビティ カウントが1を超えました。)
このエラーは、MARK EXTRA UPDATE/DELETE ROWSが指定され、1より大きいアクティビティ カウントが検出された場合に発生します。この場合、エラー表に行が追加されます。しかし、対応するUPDATE/DELETEは完了しています。
- 2818: Activity count zero for Teradata TPump UPDATE or DELETE. (Teradata TPump UPDATEまたはDELETEのアクティビティ カウントがゼロです。)
このエラーは、MARK MISSING UPDATE/DELETE ROWSが指定され、ゼロというアクティビティ カウントが検出された場合に発生します。