次の表は、Teradata TPumpの操作上の特徴と機能に関する制約事項と制限です。
操作可能な機能/関数 | 制約事項/制限 |
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最大行サイズ | Teradata TPumpジョブの最大行サイズ(データと標識)は、約64,000バイトです。この制限は、データベースの行サイズ制限です。 |
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許可されていない |
式 | データベースの優先順位に従って左から右へと評価されます。括弧を使って評価順序を変えることもできます。 |
IMPORTコマンド | 1つのロード タスクで使用できるIMPORTコマンド数には、100個までという上限があります。 |
日付設定 | 1900年よりも前または1999年よりも後の日付に関しては、日付の年部分は4桁の数字(yyyy)によって表現されていなければなりません。年を表現するためのデフォルトである2桁の数字(yy)は、20世紀として解釈されるので、間違った年情報を回避するためにオーバーライドしなければなりません。型がDATEとして定義されたテーブルの列が適切な形式になっていない場合は、日付が正しく処理されない可能性があります。正しい日付形式をテーブルの作成時に指定しなければなりません。例えば、次のようにします。CREATE TABLE tab (ADATE DATE*); DEFINE a (char(10)) INSERT tab (ADATE = :a(DATE, FORMAT 'yyyy-mm-dd')); |
アクセス ロギング | MultiLoadやFastLoadユーティリティとは異なり、アクセス ロギングはTeradata TPumpに重大な性能上の不利益をもたらす恐れがあります。これはTeradata TPumpが専用のプロトコルではなく通常のSQL操作を使用するためで、テーブルの更新をすべて記録した場合には、それぞれの操作に関してログ エントリが作成されるからです。そのため、アクセス ログ テーブルの基本索引が行ハッシュの競合を発生させる可能性があります。 |
基本索引とパーティション列セット | Teradata TPumpによる削除および更新を実行するときには、パフォーマンスの低下につながるロックの競合を回避するために、パーティション列セット用の値を指定する必要があります。パフォーマンスの低下を最小限に抑えるために、Teradata TPumpでの基本索引とパーティション列の更新は避けてください。 |