Teradata PTジョブ スクリプトのほとんどの値はジョブ変数としてコーディングされています。ジョブ変数は、引用符で囲まれた文字列とコメント内を除き、スクリプト内の任意の場所で使用できます。 ジョブ変数を定義すると、その関連ジョブ リストで繰り返し再利用できます。 通常、ジョブ変数はオペレータ属性の値として使用します。
変数の値は、以下のように属性によって異なります。
- 属性が文字データ型である場合、ジョブ変数値は引用符で囲まれた文字列でなければなりません。
- 属性が整数データ型である場合、ジョブ変数値は整数でなければなりません。
- 属性が配列属性の場合、ジョブ変数値は、その属性のデータ型の値の配列で指定します。
ジョブ変数は、オブジェクト名やその他ジョブ スクリプトのパラメータに代入して使用できますが、引用符で囲った文字列の中では使用できません。 連結演算子を使用すると、引用符で囲った文字列同士の間でジョブ変数を使用できます。例えば、挿入文のターゲット テーブルでジョブ変数'item'は、
'Insert this'|| @item || ' into a column'
ジョブ スクリプトのAPPLY文では、上記の文字列で表現します。
ジョブ変数をジョブ スクリプトのパラメータとして使用するためには、2つのセットアップ アクティビティを実行する必要があります。
- 以下の場所のいずれかでジョブ変数に値を割り当てます。処理の優先順位の低いものから順に示しています。
- ジョブ スクリプト内(最も低い優先順位)
- グローバル ジョブ変数ファイル内(UNIXおよびWindowsプラットフォーム)(2番目に低い優先順位)
- ローカル ジョブ変数ファイル内(2番目に高い優先順位)
- コマンド ライン上(最も高い優先順位)
- ジョブ スクリプトでジョブ変数を参照します。
- 特定の変数の値を前述の複数の場所に指定すると、優先順位が最も高いソースの値が適用されます。
- ジョブ変数は、優先ソースごとに1回だけ定義できます。1つの優先ソース内の再定義は、Teradata PTによってエラーと見なされます。
- ジョブ変数は大文字小文字を区別しません(例えば、UserNameとUSERNAMEは等価です)。キャメル ケースは読みやすさのために使用されます。