ジョブ ステップからの再始動 - Parallel Transporter

Teradata Parallel Transporter ユーザー ガイド

Product
Parallel Transporter
Release Number
16.20
Published
2018年4月
Language
日本語
Last Update
2018-09-07
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B035-2445
Product Category
Teradata Tools and Utilities

Teradata PTには、tbuildコマンド オプション-sで指定されたジョブ ステップからジョブを開始する機能があります。

tbuild -f <filename> -s <job step identifer>

ここで、<ジョブ ステップ識別子>は、ジョブ スクリプトのジョブ ステップ名、またはスクリプトでステップが定義されている上から下への順序を表わす暗黙のステップ番号1、2、...になります。

このコマンドは、通常のジョブの再始動では使用されません。 このコマンドは、ジョブが中断された時点で実行中だったジョブ ステップの作業を終了しない場合にのみ使用します。

ジョブ ステップから再始動するには、次の2つの方法があります。

  • 中断されたステップの前にジョブ ステップ、または中断されたステップそのものを指定すると、ジョブはデフォルトのデータの開始チェックポイント(チェックポイント間隔が最初に指定されていなかったた場合)またはステップ中に記録された最後の定期チェックポイントを使用して、中断されたステップから再始動します。 この場合、tbuildコマンド オプション-sが指定されていない場合と同じ結果になります
    • ジョブを開始したtbuild文で間隔チェックポイント操作が指定されていない場合、ジョブはステップのデフォルトのデータの開始チェックポイントから再始動します。
    • ジョブを開始したtbuild文で間隔チェックポイント操作が指定されている場合、ジョブは失敗前の最後の間隔チェックポイントから再始動します。
  • 中断されたステップ以外のジョブ ステップを指定すると、ジョブは指定されたステップから再始動します。中断されたステップ内の終了していない作業は完了せず、中断されたステップと指定されたステップ間のその他のジョブ ステップは実行されません。この方法は正しくない結果になる可能性があるため、推奨されません。

ジョブへの影響を完全に把握していない限り、tbuild-sオプションを使用して特定のジョブ ステップからジョブを再始動する方法を使用しないことをTeradataでは推奨します。