ジョブの目的
大量のデータを外部フラット ファイルまたはアクセス モジュールから直接読み取り、空のTeradata Databaseテーブルに書き込みます。 ソース データが外部フラット ファイルの場合、このジョブはTeradata FastLoadユーティリティを使用するのと同等です。 データ ソースが名前付きパイプの場合、このジョブはTeradataスタンドアロンDataConnectorユーティリティを使用し、アクセス モジュールを通じて名前付きパイプのデータにアクセスし、一時フラット ファイルにデータを書き込み、個別のFastLoadジョブを実行して一時ファイルからデータをロードするのと同等です。
データを複数のソース ファイルから読み取る場合は、Teradata Databaseテーブルにロードする前に、ジョブ例1Cに示すようにUNION ALLを使用してデータを結合します。
データ フロー図
次の図は、ジョブ例1の3つのバリエーションのそれぞれの要素のフロー図を示しています。
ジョブ例PTS00001 – 高速ロードのためのフラット ファイルからのデータの読み取り
ジョブ例PTS0002A、PTS0002B – 高速ロードのための名前付きパイプからのデータの読み取り
ジョブ例PTS00003 – 高速ロードのための複数のフラット ファイルからのデータの読み取り
サンプル スクリプト
このジョブの3つのバリエーションに対応するサンプル スクリプトについては、sample/userguideディレクトリの以下のスクリプトを参照してください。
- PTS00001:フラット ファイルから空のTeradata Databaseテーブルへの高速一括ロード
- PTS0002A, PTS0002B:名前付きパイプから空のTeradata Databaseテーブルへの高速一括ロード
- PTS00003A:2つのフラット ファイルから空のTeradata Databaseテーブルへの高速ロード
- PTS00003B:フラット ファイルから空のTeradata Databaseテーブルへの高速ロード
使用理由
このジョブは以下のものを使用します。
- DDLオペレータ。これは、このオペレータが、ロード前にジョブで必要なテーブルを削除/作成し、ジョブの最後に不要なテーブルを削除できるためです。
- DataConnectorオペレータ。これは、このオペレータが外部フラット ファイルとNamed Pipesアクセス モジュールからデータを読み取る唯一のProducerオペレータであるためです。
- Loadオペレータ。これは、大量の行を空のTeradata Databaseテーブルに高速に書き込む際に、このConsumerオペレータのパフォーマンスが最も高いためです。