完了したTeradata PT Easy Loaderジョブの評価は、Teradata PTジョブと同様に実行できます。
手順1:終了コードの確認
各Teradata PTジョブは、ジョブの成功または失敗を示す終了コードを完了時に返します。
- ジョブを起動した画面に表示されるジョブ終了コードを確認します。
終了コード 説明 0 正常に完了しました。 4 正常に完了しましたが、1つ以上の警告が発行されています。 8 構文エラーなどのユーザー エラーが原因で終了しました。 12 致命的なエラーが原因で終了しました。 致命的なエラーとは、ユーザー エラー以外のエラーを指します。
- 追加の処置が必要かどうかを判断します。
- 終了コードが0の場合、ジョブは正常に完了していて、追加の処置は不要です。
- 終了コードが4の場合、ログを確認して警告を調べ、警告が生成されたスクリプトの領域を修正して障害が今後発生するのを回避する必要があるかどうかを判断できます。
- 終了コードが8または12の場合は、スクリプトを変更してエラーを修正します。
- ジョブ ログを調べる必要がある終了コードを返すジョブについては、以下の「Teradata PTジョブ ログの確認」を参照してください。
手順2:Teradata PTジョブ ログの確認
ジョブ ログを調べて、ジョブの実行経過、発行された警告、およびジョブが失敗していないか、失敗の原因となったエラーは何かについて、詳細を把握します。
ログの種類 | 説明 |
---|---|
コンソール | コンソール ログは、tbuildコマンドが発行されたCommand(コマンド)ウィンドウに表示されるメッセージです。 このログには、Teradata PTのオペレータとインフラストラクチャに関するハイ レベルの情報が記録され、ジョブが実行している間はログが継続的に更新されます。 |
パブリック | パブリック ログには、ジョブに関する一般情報が記録されます。 このログにアクセスするためには、tlogviewコマンドを使用します。 |
プライベート | プライベート ログには、ジョブ パフォーマンスのメタデータ、およびジョブに定義されている各オペレータのアクティビティとエラーのログが記録されます。 このログにアクセスするためには、tlogviewコマンドを使用します。 |
手順3:Teradata PTエラー テーブルの確認(該当する場合)
エラー テーブルには、データベースへのデータの書き込み中に発生したTeradata Databaseエラーに関する情報や、最初にジョブ ログに記録されたエラーに関する詳細な情報が記録されます。
エラー テーブルをジョブ スクリプトに属性として設定している場合は、エラー テーブルを調べます。 2種類のエラー テーブルがあります。
エラー テーブル | テーブルの名前 | 説明 |
---|---|---|
1 | 取得 | 制約違反、不正なデータ、およびデータ変換エラーをエクスポートします。 |
2 | アプリケーション | 固有プライマリ インデックスの違反(重複行など)の原因となった行が記録されます。 |
参照情報
参照する情報 | 参照先 |
---|---|
終了コード | ジョブ実行後の考慮事項 |
ジョブ ステップ | Teradata PTジョブ コンポーネント |
チェックポイント間隔の指定 | ジョブの起動 |
パブリック ジョブ ログへのアクセスと、ログの確認方法(ログの例を含む) | ジョブ実行後の考慮事項 |
プライベート ジョブ ログへのアクセスと、ログの確認方法(ログの例を含む) | ジョブ実行後の考慮事項 |
エラー テーブルへのアクセスと、テーブルの確認方法(テーブルの例を含む) | ジョブ実行後の考慮事項 |
tdlogviewコマンド | ジョブ ログのアクセスと使用 <Teradata Parallel Transporterリファレンス、B035-2436>の「Teradata PTユーティリティ コマンド」も参照してください。 |
成功したジョブの評価に関する方策 | ジョブ実行後の考慮事項 |