目的
複数の小さいブロックのマージによって生じる新しいデータ ブロックの最大サイズを指定します。このサイズは、表定義、または表定義で最大サイズが指定されていない場合はDBS制御内のPermDBSize設定によって指定された、最大ブロック サイズに対する新しいブロック サイズの比率で表現されます。
フィールド グループ
ファイル システム
有効な設定値
設定 | 説明 |
---|---|
0 | MergeBlockRatioを Teradataのデフォルト設定(現在は60%)にリセットします。 |
1~100% | 小さいブロックのマージによって生じる最大データ ブロック サイズ(テーブルの最大データ ブロック サイズに対するパーセンテージ割合)。 |
デフォルト
60%
変更の反映
DBS制御レコードへの書き込みが行なわれたとき。
使用上の注意
通常のデータベース操作時には、シリンダ上にテーブルの行を格納するデータ ブロックは分割したり縮小したりして、許容されている最大データ ブロック サイズよりもはるかに小さい多数のブロックが生成されます。 複数の小さいデータ ブロックが含まれるフル テーブルを変更する操作では、サイズが大きい少数のデータ ブロックにテーブルの行が格納された場合より、多くのディスクI/Oが必要です。 Teradata Databaseでは、フル テーブルの変更操作中にこれらのテーブルの小さなデータ ブロックを自動的にマージできます。この結果、I/Oオーバーヘッドが減り、データベースのパフォーマンスを向上できます。
複数行データ ブロックの最大サイズは、CREATE TABLE文およびALTER TABLE文のDATABLOCKSIZEオプションを使用してテーブルごとに定義できます。DATABLOCKSIZEが指定されていないテーブルの最大データ ブロック サイズは、DBS制御内のPermDBSize フィールドで定義されます。
データ ブロックのマージは、永久テーブルと永久ジャーナル テーブルだけに適用されます。
MergeBlockRatioは、Teradata Databaseが小さいデータ ブロックをマージできる最大サイズで、テーブルの最大データ ブロック サイズに対する割合で表現されます。
マージ ブロック比率は、CREATE TABLE文およびALTER TABLE文のMERGEBLOCKRATIOオプションを使用して表ごとに定義することもできます。MERGEBLOCKRATIOが指定されていないテーブルに使用する比率は、DBS制御内のMergeBlockRatio フィールドで定義されます。
DisableMergeBlocksがTRUEに設定されている場合、MergeBlockRatioフィールドは無視されます。
関連トピック
詳細情報 | 参照先 |
---|---|
CREATE TABLEおよびALTER TABLEのDATABLOCKSIZEオプションとMERGEBLOCKRATIOオプション | Teradata Vantage™ SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144 |
PermDBSizeフィールド | PermDBSize |
自動データ ブロック マージの無効化 | DisableMergeBlocks |