目的
ストレージ グループの各フィールドは、特定タイプの空のサブテーブルにロードまたは挿入されるデータに割り当てる、初期温度を指定します。この温度は、データで予想されるアクセス頻度を表しており、データを圧縮するかどうか、さらにデータを格納する場所を決定します。
アクセス頻度はTeradata Databaseで継続的にモニターされるため、時間経過にともない、温度が初期設定から変わる可能性があります。
ストレージの設定名とデフォルトを以下のリストで個別に示します。
ストレージ フィールド | デフォルト温度 |
---|---|
DEPOT Temperature | HOT |
GLOBAL TEMP Fallback Temperature | WARM |
GLOBAL TEMP Fallback CLOB Temperature | WARM |
GLOBAL TEMP Primary Temperature | WARM |
GLOBAL TEMP Primary CLOB Temperature | WARM |
PERMANENT JOURNAL Temperature | HOT |
PERM Fallback Temperature | WARM |
PERM Fallback CLOB Temperature | WARM |
PERM Primary Temperature Parallel Upgrade Tool(PUT)は、システム構成に基づいてPERM基本データのデフォルトを設定します。一部の構成では、デフォルトはHOTです。 |
WARM |
PERM Primary CLOB Temperature | WARM |
SPOOL Temperature | HOT |
WAL Temperature | HOT |
All Other Temperature その他のストレージ グループ フィールドで具体的に制御されていない空のサブテーブルにロードされるデータについて、初期のデータ温度を制御します。 |
WARM |
有効な設定値
設定 | 説明 |
---|---|
HOT | 頻繁にアクセスされることが予想されるデータ。 |
WARM | 中程度のアクセス頻度が予想されるデータ。 |
COLD | アクセス頻度が低いことが予想されるデータ。 |
DEFAULT | このタイプのデータは、デフォルト温度を使用します。指定したテーブルまたはデータ型のフィールドをTeradataデフォルト値にリセットします。 |
変更の反映
DBS制御レコードへの書き込みが行なわれた後。
使用上の注意
ストレージ フィールド設定は、以下のいずれかにより、データが空のテーブルにロードされた場合に順守されます。
- INSERT/INSERT ... SELECT文
- CREATE TABLE AS ... WITH DATA文
- CREATE JI文
- Load utilities TPump、FastLoad、MultiLoad、Teradata Parallel Transporter
- Teradata Archive/Recovery (ARC)ユーティリティ
- Table Rebuildユーティリティ
TVSTemperatureクエリー バンドとFerret FORCEコマンドは、これらのストレージ設定を上書きします。
データ温度はシリンダ レベルで割り当てられているため、初期の割り当て後、パーティション化されたテーブルでパーティションが異なるデータは、温度が異なる可能性があります。
データ温度がデータ アクセス パターンの変更によって変わるため、データをより高速または低速のストレージ グレードに自動的に移動(移行)させることができます。