目的
Teradata Databaseがレガシー領域アカウント処理またはグローバル領域アカウント処理を使用するかどうかを決定します。Teradata Databaseはデフォルトでグローバル領域アカウント処理を使用します。
- レガシー領域アカウント処理では、割り当て時に最大領域値に等しくなる累積領域割り当てをAMPに行ない、各AMPの領域制限はAMPごとの割り当てに設定されます。Teradata DatabaseはAMP領域使用量を監視し、グローバル データベース レベルでの合計使用が最大より少ない場合でも、領域制限の違反が例外として処理されます。
- グローバル領域アカウント処理では、AMPは、領域の使用状況がデータベース最大を超えていない場合、AMPごとの最大領域値を超える領域を必要ベースで一時的に利用することができます。AMPに対する領域の割り当てと割り当て解除は、変更がデータベースおよびユーザー テーブルに行なわれると、必要に応じてバックグラウンドで動的に発生します。AMPが利用できる余分の領域の量は、CREATE DATABASE文とCREATE USER文のSKEWオプション、またはDBS制御フィールド、DefaultPermSkewLimitPercent、DefaultSpoolSkewLimitPercent、およびDefaultTempSkewLimitPercentによって定義されるシステム デフォルト設定によって決定されます。
フィールド グループ
一般
有効な設定値
設定 | 説明 |
---|---|
TRUE | Teradata Databaseはレガシー領域アカウント処理を使用し、ゼロ以外のSKEW値でデータベースとユーザーが作成されないようにします。 さらに、アーカイブ/復元操作中にARC/DSA固定領域エラーが発生すると、操作がアボートされます。 |
FALSE | Teradata Databaseはグローバル領域アカウント処理を使用し、ゼロ以外のSKEWでデータベースとユーザーを作成できるようにします。 さらに、アーカイブ/復元操作中のARC/DSA固定領域エラーが無視されると、操作の実行が続行されます。 |
デフォルト
FALSE
変更の反映
DBS制御レコードへの書き込みが行なわれた後。
値が変更されても、すでに作成されたデータベースとユーザーに使用される領域アカウント処理は変わりません。データベースがゼロ以外のSKEW値で作成されているデータベースは、LegacySpaceAcctgの値が後でTRUEに変更された場合でも、グローバル領域アカウント処理を使用し続けます。
使用上の注意
- フィールドの設定に関係なく、スキュー値0で作成されるデータベースとユーザーは、レガシーの領域アカウンティングを使用します。
- レガシー領域アカウント処理メソッドには、動的な必要ベースの領域割り当てのオーバーヘッドはありません。データベースでシステムのすべてのAMPにわたる均一のデータ配布が予想される場合、またはグローバル制限がデータ内のスキューによるデータ配布の変動を許可するために十分な高い値に設定されている場合に最適です。
- グローバルの領域アカウンティングは、実際の領域の使用状態がAMP間で均一でないことが予想される場合に最適な方法です。
関連トピック
詳細情報 | 参照先 |
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CREATE DATABASEおよびCREATE USERなど、DDLのSKEWオプション | Teradata Vantage™ SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144 |
関連のDBS制御フィールド |