目的
ブロック レベル圧縮(BLC)機能が有効になっているかどうかを示します。この機能を使用すると、DBS制御フィールドの圧縮グループの他の設定による、異なるカテゴリのテーブルのデータ ブロック(DB)の圧縮が可能になります。
フィールド グループ
圧縮
有効な設定値
設定 | 説明 |
---|---|
On | BLC機能は有効になります。異なるカテゴリのテーブルのDBは、圧縮グループの他の設定によって、圧縮される場合と圧縮されない場合があります。 |
Off | BLC機能は、温度ベースのBLCを含め、すべてのカテゴリのテーブルに対して無効になります。新規に作成されたデータ ブロックは圧縮されません。圧縮されている既存のブロックは、圧縮されたままになります。これらのブロックは、FerretユーティリティのUNCOMPRESSコマンドを使用して圧縮解除できます。 FerretのCOMPRESSコマンドは無効です。 |
デフォルト
OFF
変更の反映
DBS制御レコードへの書き込みが行なわれた後。
使用上の注意
BLCは、Teradata Databaseファイル システムのデータ ブロック(DB)レベルでのデータ圧縮を可能にします。 圧縮により所定のデータ量に必要なストレージの量が低減されます。 DBS制御のBlockLevelCompressionフィールドで、BLCを有効または無効にできます。
BLCにより、圧縮および圧縮解除の動的処理におけるCPU使用率が増加します。このため、圧縮されたテーブルでの特定の操作では、圧縮解除されたテーブルでの同様の操作よりもCPUリソースを大幅に使用する場合があります。ハードウェアベースのBLC (システム ノードごとに圧縮エンジン ボードを使用)がCPU使用率に与える影響はきわめてわずかです。システムのCPUが十分でない限り、その他のワークロードに影響を及ぼし、応答までの経過時間が長くなる可能性があります。ただし、状況によってはI/O帯域幅の減少のため、BLCによってデータベースのパフォーマンスが向上する可能性もあります。
BlocklevelCompressionは、データ ブロックの圧縮を指定するためにBlockCompressionクエリー バンドを使用してロードされたテーブルにも影響します。BlockLevelCompressionがOffの場合、これらのテーブルに追加されたデータは圧縮されません。
DBS制御のPermDBSize設定とJournalDBSize設定は、これらのタイプのDBで圧縮解除サイズに対して適用されます。
関連トピック
詳細情報 | 参照先 |
---|---|
ブロック レベル圧縮 | Teradata Vantage™ データベース設計、B035-1094 |
COMPRESSおよびUNCOMPRESSコマンド | Ferretユーティリティ(ferret) |
BLOCKCOMPRESSIONクエリー バンド | Teradata Vantage™ SQLデータ定義言語-構文規則および例、B035-1144 |