MaxLoadTasks - Teradata Database - Teradata Vantage NewSQL Engine

Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ

Product
Teradata Database
Teradata Vantage NewSQL Engine
Release Number
16.20
Published
2019年3月
Language
日本語
Last Update
2019-10-29
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B035-1102
Product Category
Software
Teradata Vantage

目的

Teradata Databaseで同時に実行できるFastLoad、MultiLoad、およびFastExportタスク(ジョブ)を組み合わせた数を指定します。

Teradata Viewpointワークロード管理ポートレットで設定されたスロットル カテゴリが有効になっている場合、このフィールドは無視されます。

フィールド グループ

一般

デフォルト

5個のタスク

変更の反映

DBS制御レコードへの書き込みが行なわれた後。

使用上の注意

MaxLoadTasksが0に設定されている場合、ロード ユーティリティは開始できません。

MaxLoadTasksフィールドとMaxLoadAWTフィールドは連携して、同時に実行できるロード ユーティリティの数を制限します。
  • MaxLoadAWTが0の場合(デフォルト)
    • MaxLoadTasksには0から15の整数を設定できます。
    • MaxLoadTasksフィールドは、同時に実行できるFastLoad、MutiLoad、およびFastExportジョブの数を組み合わせた最大数を指定します。
    • システムは、同時に実行できるロード ユーティリティの数を制限する際に、使用可能なAWTの数を考慮しません。
  • MaxLoadAWTが0より大きい場合
    • MaxLoadTasksは0から30の整数です。
    • MaxLoadTasksフィールドは、同時に実行できるFastLoadジョブとMutiLoadジョブを組み合わせた最大数を設定します。MaxLoadTasksは、実行できるFastExportジョブの数を直接には制限しません。
    • 同時に実行できるFastLoadジョブとMultiLoadジョブを組み合わせた数は、MaxLoadTasksフィールドとMaxLoadAWTフィールドの両方の値によって制限されます。どちらかの制限値に達すると、制限要因が少なくなるまで、それ以上のFastLoadジョブまたはMultiLoadジョブを開始することはできません。
    • 同時に実行できる任意のタイプのロード ユーティリティ ジョブ(FastLoad、MultiLoad、またはFastExport)の最大数は60です。したがって、実行できるFastExportの数はいつの時点でも、60から実行中のFastLoadジョブとMultiLoadジョブの合計数を差し引いた数になります。

      例えば、現在実行中のFastLoadジョブとMultiLoadジョブの合計が29の場合、開始できるFastExportジョブの数は、MaxLoadAWTおよびMaxLoadTasksの設定に関係なく31 (60 - 29)となります。

    • MaxLoadAWTが0より大きい値に設定されている場合、MaxLoadTasksが15未満の場合にのみ0にリセットできます。

AWTについて

AMP Worker Tasks (AWT)は、Teradata Databaseの作業リクエストに対応するための専用のプロセスです。Teradata Databaseシステム初期化時に、各AMP vprocに対して固定数のAWTが事前に割り当てられています。各AWTはTeradata Databaseシステムに到着する作業リクエストを探し、リクエストを処理すると、別のリクエストを探します。AWTは、どの作業タイプのリクエストも処理することができます。

FastLoadおよびMultiLoadが必要とするAWTの数は、それぞれのジョブの実行につれて変化します。ジョブの初期のフェーズの方が、後期よりも多くのAWTを必要とします。Teradata Databaseはアクティブなジョブに必要なAWTの合計数を動的に計算し、AWTが使用可能になると、さらなるジョブの開始を許可します。MaxLoadAWTが0より大きい場合、MaxLoadAWTの制限値に到達すると、MaxLoadTasksの設定に関係なく、新規のFastLoadジョブおよびMultiLoadジョブは拒否されます。したがって、FastLoadジョブおよびMultiLoadジョブは、MaxLoadTasksの制限値に達する前に拒否される場合があります。

例えば、FastLoadおよびMultiLoadは、実行のさまざまなフェーズでさまざまな数のAWTを必要とします。次のテーブルは、各段階で使用されるAWTの数を示しています。

ロード ユーティリティと段階 必要なAWTの数
FastLoad:ロード 3
FastLoad:ロード終了 1
MultiLoad:取得 2
MultiLoad:適用 ターゲット テーブルあたり1

MaxLoadAWT = 48、MaxLoadTasks = 30であるとします。以下に、ロード ユーティリティ ジョブの許可される組み合わせをいくつか示します。各組み合わせの制限条件は太字で示しています。

  • ロード フェーズでは16個のFastLoad

    16個の同時ロード タスク

    48のAWTを使用中: (16 x 3)

  • ロード フェーズでは9個のFastLoad、ロード終了フェーズでは21個のFastLoad

    30個の同時ロード タスク

    48のAWTを使用中: (9 x 3) + (21 x 1)

  • 取得フェーズでは24個のMultiLoad

    24個の同時ロード タスク

    48のAWTを使用中: 24 x 2

  • 取得フェーズでは5個のMultiLoad、適用フェーズでは25個のMultiLoad

    30個の同時ロード タスク

    35のAWTを使用中: (5 X 2) + (25 x 1)

  • ロード フェーズでは6個のFastLoad、取得フェーズでは15個のMultiLoad

    21個の同時ロード タスク

    48のAWTを使用中: (6 x 3) + (15 x 2)

関連トピック

詳細情報 参照先
Loadユーティリティ(MultiLoad、FastLoad、FastExport、およびTeradata Parallel Transporter)
  • Teradata® MultiLoadリファレンス、B035-2409
  • Teradata® FastLoadリファレンス、B035-2411
  • Teradata® FastExportリファレンス、B035-2410
  • Teradata® Parallel Transporterユーザー ガイド、B035-2445