目的
フォールバック保護されたテーブル(ストアド プロシージャ テーブルを含む)のみを再作成します。Table Rebuildユーティリティは再作成プロセスを始動する前に再作成の対象になっているすべてのテーブルを削除するので、このコマンドを使用して、フォールバック保護のないテーブルが削除されないようにします。
このコマンドを使用すると、通常の障害AMP回復で実行される作業のほとんどが実行され、実際の再始動によって障害AMPをできる限り迅速にオンライン状態に戻しながらデータ保全性を確保することができます。再作成するAMPはオフライン状態である必要があり、クラスタ内の他のAMPはすべてオンライン状態である必要があります。
構文
- nnnn
- 再作成するAMP vprocの番号。
- FALLBACK TABLES
- フォールバック保護のあるテーブルだけを再作成するよう指定します。これによって、フォールバック保護のないテーブルが削除されなくなります。Table Rebuildユーティリティが通常最初に実行するステップは、再作成する表の内容を削除することです。
- LOG INTO logdbase.logtbl
- テーブル再作成ユーティリティを静止モード(バックグラウンド モード)で実行するよう指定します。すべてのメッセージが、システム コンソールおよびユーザー定義のテーブルに書き込まれます。そのテーブルは、データベース名とテーブル名で指定されます。バックグラウンドでのTable Rebuildの実行については、REBUILD AMPを参照してください。
- WITH DATABASE LOCK
- 破損したテーブルの再作成に使用されるソースAMPデータベースのデータに対して、データベース レベルの読み取りロックを設定するよう指定します。これは、ロックのデフォルト設定値です。
- WITH TABLE LOCK
- 破損したテーブルの再作成に使用されるソースAMPのテーブルに対して、テーブル レベルの読み取りロックを設定するよう指定します。
- WITH ROWRANGE LOCK
- 破損したテーブルの再作成に使用されるソースAMPのテーブルに対して、ローリング読み取りロック(行のみのロックのうち選択したグループ)を設定するよう指定します。このロックによって、ソースAMP上で再作成に使用されるテーブルを同時に更新することができます。列パーティション テーブルの場合、フル テーブル ロックが使用されます。
- [n TABLES] IN PARALLEL
- データベースごとに複数のテーブルを並行して再作成するよう指定します。これにより、再作成操作が完了するまでの時間を短縮できます。同時に再作成できる表の数は2~6個です。