目的
ワークロード管理API呼び出しに応じて、正規化されたCPU統計データ、正規化されていないCPU統計データのいずれを報告するかを制御します。CPUデータを返すAPI呼び出しには、MONITOR SESSION (PM/API)、MonitorSession (オープンAPI)、およびMonitorMySessions (オープンAPI)があります。
"共存" Teradata Databaseシステムでは、様々な速度で動作している様々なタイプのCPUを使用するノード ハードウェアが組み合わせされます。システム全体の統計を算出する場合、CPUの正規化によってこれらの差異を調整します。正規化されたCPUデータは、システムの他の領域(DBQLやAMPusageなど)でも使用されますが、フィールドはM/APIおよびオープンAPI呼び出しによって報告されたCPUデータにのみ影響します。
フィールド グループ
一般
有効な設定値
設定 | 影響 |
---|---|
TRUE | CPU統計データは正規化されます。 動的ワークロード管理が有効になっている場合は、CPUのしきい値での非同期および同期例外検出が正規化されたCPUの値を使用して実行されます。 ワークロード管理は、Viewpointワークロード管理ポートレットで有効にできます。 このフィールドがTRUEに設定されている状態での大きなオーバーヘッドはありません。 |
FALSE | CPU統計データは正規化されません。 動的ワークロード管理が有効になっている場合は、CPUのしきい値での非同期および同期例外検出が正規化されたCPUの値を使用して実行されます。 ワークロード管理は、Viewpointワークロード管理ポートレットで有効にできます。 |
デフォルト
FALSE
変更の反映
DBS制御レコードへの書き込みが行なわれた後。
設定の変更
- Teradata動的ワークロード管理ソフトウェアのWorkload Definition (Category 3)ルールが有効になっている場合に、Teradata Viewpointワークロード管理ポートレットを使用して無効にします。
MONITOR SESSION PM/API呼び出しを使用してCPU情報を取得するため、Teradata動的ワークロード管理のワークロードはMonSesCPUNormalizationの影響を受けます。
- CPUデータの正規化による変更に対応するため、ワークロードに関連付けられたCPU関連の例外しきい値を調整します。
- データベース ウィンドウからSET SESSION COLLECTIONコマンドを使用して、セッションのモニターを無効にします。
- DBS制御のMonSesCPUNormalizationフィールドを変更します。
- セッションのモニターを再び有効にします。
- Teradata Viewpointワークロード管理ポートレットのWorkload Definitionルールを再び有効にします。
ワークロード管理API呼び出しに応答するAMPCPUSecフィールドには、セッション内のすべてのリクエストの累積CPU時間(秒)が含まれます。セッションの途中でMonSesCPUNormalizationの値を変更した場合、現在のセッションではAMPCPUSecが有効でなくなり、レコード モードでは-1を、標識モードではNULLを返します。セッションの途中でMonSesCPUNormalizationを変更した場合でも、その他のCPUフィールドはすべて有効です。
関連トピック
- Teradata Vantage™アプリケーション プログラミング リファレンス、B035-1090
- Teradata Vantage™ - データベース管理、B035-1093