ファイル システム - Teradata Database - Teradata Vantage NewSQL Engine

Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ

Product
Teradata Database
Teradata Vantage NewSQL Engine
Release Number
16.20
Published
2019年3月
Language
日本語
Last Update
2019-10-29
dita:mapPath
ja-JP/qxr1512078764562.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/qxr1512078764562.ditaval
dita:id
B035-1102
Product Category
Software
Teradata Vantage

ファイル システムは汎用目的のファイル システムではありません。ファイル システムは、Teradata Databaseがハードウェア プラットフォームに依存しないようにするのに役立ち、Teradata Databaseからの指示に従ってデータベース表の作成と保守をサポートします。

ファイル システムは、物理行にデータを格納します。物理行とは、行ヘッダー(固有の行IDを含むメタデータ)と格納されるデータから構成される汎用データ構造です。各物理行には、各種のデータのいずれかが格納されます。例えば、次のようになります。
  • 表の行
  • 一連の(1つ以上の)列パーティション値
  • テーブル ヘッダー(テーブルのメタデータ)
  • インデックス データ構造

このリストは、網羅的なものではありません。物理行には、Teradata Databaseによって使用されるその他のデータ型も格納されます。

ファイル システムでは、物理行に格納されるデータの種類は重要ではありません。解釈および区別は、ファイル システムからデータを要求し、受信する上位レベル データベース ソフトウェアによって実行されます。

このファイル システムの説明のコンテキストにおいては、という用語は一般に、物理行に格納されるデータの種類に関係なく、ファイル システム内の物理行を指します。データベース テーブルの行または他のデータに対応するデータを格納できます。

Teradata Databaseファイル システムにおいて、データ ブロック(DB)とは、同じ表の1つ以上の物理行を含むディスク常駐型の構造のことです。単一の物理行は1つのDBに完全に含まれており、すべてのDBは1つのシリンダに完全に含まれています。シリンダは連続する物理メモリの単位であり、1つの単位として割り当てられます。

各シリンダの先頭は、シリンダに含まれるデータ ブロック(DB)を識別するシリンダ インデックス(CI)です。マスター インデックス(MI)は、上位ファイル システム内部インデックス構造である各AMPごとのグローバル構造です。システムの起動時間を加速するためにスナップショットとしてディスクに定期的に書き込まれます。MIのスナップショット コピーに問題がある場合、システムはAMPに割り当てられているすべてのCIを検査して、MIを再構成できますが、これには、MIをスナップショットから読み取るよりもずっと時間がかかります。

データ ブロック、シリンダ、および各種データ構造の物理行レイアウトの詳細については、<Teradata Vantage™ データベース設計、B035-1094>を参照してください。