目的
Teradata Databaseの各種バージョンを実行しているTeradata® Unity™によって管理されるシステム間で、RANDOM関数に互換性を持たせます。
Teradata Databaseの以前のリリースでは、RANDOM関数、RANDOM(lower_bound,upper_bound)に問題があったため、ごくまれですが、この関数が指定したupper_boundよりも1大きい値を返す場合がありました。この問題は修正されましたが、Unityペア システムでは、RANDOM関数の動作がシステム間で一貫する必要があります。このフィールドは、Teradata® Unity™で管理される各システムが実行するTeradata Databaseのバージョンに関係なく、これらのシステム間でRANDOM関数の動作が同一になることを保証します。
フィールド グループ
一般
有効な設定値
設定 | 説明 |
---|---|
TRUE | Teradata® Unity™で管理される複数システムに、利用可能なFixSRandomRangeフィールドがある場合は、RANDOM関数の実行により一貫した正しい結果を得ることを保証します。 |
FALSE | Teradata® Unity™で管理される複数システムのすべてにFixSRandomRangeフィールドがない場合に、これらのシステム間でRANDOM関数の結果の一貫性を維持します。 |
デフォルト
Teradata Database15.0で初期化された(sysinitされた)システム、またはRANDOM関数のこの問題が修正されているシステムでTRUEに設定します。
以前のリリースからアップグレードされており再初期化されていないシステムでFALSEに設定します。この場合、RANDOM関数のこの問題が引き続き存在します。
変更の反映
DBS制御レコードへの書き込みが行なわれた後。
使用上の注意
Teradata® Unity™で管理される全システムでDBS制御のFixSRandomRangeを使用できる場合は、すべてのシステムでTRUEに設定する必要があります。それ以外の場合、このフィールドがあるすべてのシステムでFALSEに設定する必要があります。
関連トピック
詳細情報 | 参照先 |
---|---|
RANDOM関数 | Teradata Vantage™ SQL関数、式および述部、B035-1145 |
Teradata® Unity™ | Teradata® Unity™ユーザー ガイド、B035-2520 |