目的
Java外部ルーチン(Java外部ストアド プロシージャやJavaユーザー定義関数)のデバッグ ポートを判別するために使用する基本番号を指定します。このフィールドは、Java外部ルーチンをデバッグするときにのみ使用します。
デフォルト
0 (JVMデバッグ ポートは無効です)
使用上の注意
Java外部ルーチンにデバッガを接続するために使用する実際のポート番号は、JavaBaseDebugPortの値にオフセットを加算したものです。
ハイブリッド サーバー上で実行されるJavaユーザー定義関数の場合、オフセットは常に2000のため、これらのルーチンのデバッグ ポートは常にJavaBaseDebugPortの値に2000がプラスされます。
セキュア サーバーで実行されるJava外部ルーチンの場合、オフセットは、そのルーチンを実行するサーバーのインスタンス(vprocごとに最大10のセキュア サーバーを配置できます)、およびそのルーチンを実行するvprocの種類とIDによって異なります。PEプロセスではノードあたり合計1000、さらにAMPプロセスでは1000のオフセットが使用できます。したがって、次に示すvprocにおいてのみ、各ノードのJava外部ルーチンでデバッグ ポートが利用可能です。
- 最も小さいvproc ID番号を有するAMPのうち、最初の100番目まで
- 最も大きいvproc ID番号を有するPEのうち、上位100まで
以下のテーブルでは、vprocの連続割り当てにより、ノード上の代表的なオフセットを決定する方法を示します。
デバッグ ポートを有するPEのVproc IDは、14.0以前のリリースからアップグレードされたシステムでは少なくなります。
vprocの種類 | vproc ID | セキュア サーバー インスタンス | オフセット |
---|---|---|---|
PE | 30719 (アップグレードされたシステムでは16383) |
1~10 | 0~9 |
PE | 30718 (アップグレードされたシステムでは16382) |
1~10 | 10~19 |
PE | 30717 (アップグレードされたシステムでは16381) |
1~10 | 20~29 |
下記の値まで同様 | |||
PE | (アップグレードされたシステムでは16284) | 1~10 | 990~999 |
PE | 30619以下 (アップグレードされたシステムでは16283) |
不可 | 不可 |
AMP | 0 | 1~10 | 1000~1009 |
AMP | 1 | 1~10 | 1010~1019 |
AMP | 2 | 1~10 | 1020~1029 |
下記の値まで同様 | |||
AMP | 99 | 1~10 | 1990~1999 |
AMP | 100以上 | 不可 | 不可 |
例: Javaデバッグ ポート
JavaBaseDebugPortの値が8000であるとします。
- ハイブリッド サーバーで実行される外部ルーチンをデバッグするためには、デバッガをポート10,000(8000にオフセットの2000を加算)に接続します。
- PE 30719の2番目のセキュア サーバーで実行される外部ルーチンをデバッグするためには、デバッガをポート8001(8000にオフセットの1を加算)に接続します。
- PE 30717の5番目のセキュア サーバーで実行される外部ルーチンをデバッグするためには、デバッガをポート8024(8000にオフセットの24を加算)に接続します。
- AMP 0の1番目のセキュア サーバーで実行される外部ルーチンをデバッグするためには、デバッガをポート9000(8000にオフセットの1000を加算)に接続します。
関連トピック
Java外部ストアド プロシージャおよびJavaユーザー定義関数の詳細については、<Teradata Vantage™ SQL外部ルーチン プログラミング、B035-1147>を参照してください。