状態情報の表示 - Teradata Database - Teradata Vantage NewSQL Engine

Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ

Product
Teradata Database
Teradata Vantage NewSQL Engine
Release Number
16.20
Published
2019年3月
Language
日本語
Last Update
2019-10-29
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ja-JP/qxr1512078764562.ditamap
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ja-JP/qxr1512078764562.ditaval
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B035-1102
Product Category
Software
Teradata Vantage

続くセクションでは、生じ得る以下の各状態のセッション情報を説明します。

ABORTING

ABORTING状態は、セッションが最新のリクエストをアボートしている状態です。

ABORTING状態の表示は、以下のとおりです。

State Details : ABORTING

Statements Code Time     CPU Usage Accesses
---------- ---- -------- --------- --------
         1 1043 14:22:09         2       22

ABORTING状態の表示の列は、以下の情報を報告します。

列の名前 内容
Statements アボートされている文の総数。
Code アボートの原因となったエラー。
Time アボート ステップがAMPに送られた時刻。
CPU Usage 現在のリクエストを処理するのに費やしたすべてのAMPの累積時間(単位は1000分の1秒)。
Accesses セッション リクエストに基づいてAMPが実行したセグメント アクセスの呼び出し回数の合計。

ACTIVE

ACTIVE状態は、ディスパッチャおよびおそらく1つ以上のAMP vprocにセッションがステップを送出した状態です。

FastLoad、MultiLoad、FastExportまたはArchive/Recovery操作の一部ではないセッションに対するACTIVE状態の表示は、次のようになります。

State Details : ACTIVE

Statements Dispatched Time     CPU Usage Accesses
---------- ---------- -------- --------- --------
         1          1 14:22:09         2       22

ACTIVE状態の表示の列は、以下の情報を報告します。

列の名前 内容
Statements 現在のセッション リクエストにある文の総数。
Dispatched AMPにディスパッチされた文の中で最も大きな文番号。
Time 最も大きな番号の文の最後のステップがAMPに送られた時刻。
CPU Usage 現在のリクエストを処理するのに費やしたすべてのAMPの累積時間(単位は1000分の1秒)。
Accesses セッション リクエストに基づいてAMPが実行したセグメント アクセスの呼び出し回数の合計。

BLOCKED

BLOCKED状態は、アクティブなセッションが、データベースのロックが解放されるのを待っている状態です。

セッションのBLOCKED状態の表示は、次のとおりです。

State Details : BLOCKED

Resource
-------------------------------------------------------
X.T

Statement AMPs Mode AMP Vproc HUT
--------- ---- ---- --------- ---
        1    1 READ        19 NO

BLOCKED状態の表示の列は、以下の情報を報告します。

列の名前 内容
Resource ロックが要求されているデータベースまたはテーブル。
  • データベースに対してロックが要求されている場合には、列にその情報が表示されます。

    X.*

    説明

    Xはデータベース名です。

  • テーブルに対してロックが要求されている場合には、列にその情報が表示されます。

    X.T

    説明
    • Xはデータベース名です。
    • Tはテーブル名です。
Statement ステップがAMPにディスパッチされた文の中で最も大きな文番号。
AMP セッションがロックを獲得するのを待っているAMPの数。
Mode セッションが要求したロックのタイプ。
AMP Vproc セッションがブロックされているAMPの番号。
HUT ホスト ユーティリティ ロック(検出された場合)。

DELAYED

DELAYED状態は、問合わせ制限が超過されているために、SQLリクエストが遅延されている状態です。遅延されたリクエストは、制限が超過された状態が解消した後に処理されます。

Teradata Viewpointワークロード管理ポートレットを使用することで、Teradata Databaseに対して同時に実行できるリクエストの数を制限するスロットル ルールを定義および管理できます。これらのルールにより、同時問合わせの数や問合わせの保持期間などの指定した条件に基づいて、データベース リクエストを遅延または拒否します。遅延されたリクエストは、ルールの制限が超過した状態が解消した後に処理されます。

セッションのDELAYED状態の表示は、次のとおりです。

State Details : DELAYED

IDLE

IDLE状態は、Teradata Databaseシステムがセッションを認識しているものの、処理は実行されていない状態です。

セッションのIDLE状態の表示は、次のとおりです。

State Details : IDLE

INDOUBT

INDOUBT状態は、2フェーズ コミット セッションが不確定の状態です。ホスト アプリケーションからアボートまたはコミットが受信されるまで、この状態は続きます。

セッションのINDOUBT状態の表示は、次のとおりです。

State Details : INDOUBT

INDOUBT PARSING

INDOUBT PARSING状態は、2フェーズ コミット セッションが不確定になっていて、決定リクエストまたはコミット リクエストを解析している状態です。

セッションのINDOUBT PARSING状態の表示は、次のとおりです。

State Details : INDOUBT PARSING

PARSING

PARSING状態は、ステップがAMP vprocにディスパッチされる前のTeradata SQL解析フェーズでセッションがアクティブになっている状態です。PARSING状態は、カラム情報を表示しないでPARSINGという語だけを表示します。

セッションのPARSING状態の表示は、次のとおりです。

State Details : PARSING

QTDELAYED

QTDELAYED状態は、行がキュー テーブルに挿入されるのをセッションが待機している状態です。QTDELAYED状態は、可能な総セッション数(120 x PE数)の20%に制限されます。20%の制限を超過すると、エラー メッセージ3128が次のように表示されます。

3128 Transaction aborted due to exceeding the maximum consume statement limit.

キュー表の行を消費しているセッションの数を減らす必要があります。エラー メッセージ3128の詳細については、<Teradata Vantage™ データベース メッセージ、B035-1096>を参照してください。

セッションのQTDELAYED状態の表示は、次のとおりです。

State Details : QTDELAYED

QUIESCED ABORT

QUIESCED ABORT状態は、このセッションに関連したトランザクションがアボートされているので、セッションが次のリクエストを実行することからブロックされている状態です。未処理のトランザクションまたはリクエストが、アボートされます。

セッションのQUIESCED ABORT状態の表示は、次のとおりです。

State Details : QUIESCED ABORT

QUIESCED ABORT WITH LOGOFF

QUIESCED ABORT WITH LOGOFF状態は、このセッションに関連したトランザクションまたはリクエストがアボートされているので、セッションが静止している状態です。セッションはログオフされます。

セッションのQUIESCED ABORT WITH LOGOFF状態の表示は、次のとおりです。

State Details : QUIESCED ABORT WITH LOGOFF

QUIESCED INDOUBT

QUIESCED INDOUBT状態は、未処理のトランザクションまたはリクエストが意味解釈ルーチン基本モジュールによって終了されるので、セッションは次のリクエストを実行することからブロックされている状態です。

セッションのQUIESCED INDOUBT状態の表示は、次のとおりです。

State Details : QUIESCED INDOUBT

RESPONSE

RESPONSE状態は、セッション リクエストに対する応答が進行中である状態です。

セッションのRESPONSE状態の表示は、次のとおりです。

State Details : RESPONSE

Statements
----------
         1

RESPONSEの表示のこの列は、以下の情報を報告します。

列の名前 内容
Statements 応答がホスト、SQLまたは実行中の外部ストアド プロシージャに返された最も大きな文番号。

SESDELAYED

SESDELAYED状態は、ユーティリティ制限が超過されているために、セッションが遅延されている状態です。制限できるユーティリティは、FastLoad、MultiLoad、FastExport、およびARCです。遅延されたリクエストは、制限が超過された状態が解消した後に処理されます。

Teradata Viewpointワークロード管理ポートレットを使用することで、同時に実行できるユーティリティのタイプおよび数を制限するスロットル ルールを定義および管理できます。

セッションのSESDELAYED状態の表示は、次のとおりです。

State Details : SESDELAYED