dulは処理の成功や失敗を報告するために、戻りコードを発行します。Dulはシェル コマンド($?)を介して戻りコードをサポートします。
戻りコード0は、処理が成功したことを示します。0以外の戻りコードは、処理が失敗したことを示します。dulの戻りコードを重大度の低い順に並べると、02、04、08、12となります。これらのコードは以下のように定義されます。
- 02 - 特殊な警告
- 04 - 警告
- 08 - ユーザーのエラー
- 12 - 重大な内部エラー
コード02は、ユーザーがログオンせずにTeradata Databaseの操作を試みた場合に戻されます。
以下のテーブルは、dul戻りコード04のメッセージを示しています。
戻りコード | エラー コード | 説明 |
---|---|---|
04 | 3747 | ユーザーのための開始文字列が定義されていません。 |
04 | 3803 | テーブルtable_nameはすでに存在します。 |
04 | 3804 | ビューview_nameはすでに存在します。 |
04 | 3805 | マクロmacro_nameはすでに存在します。 |
以下のテーブルは、dul戻りコード08のメッセージを示しています。
戻りコード | エラー コード | 説明 |
---|---|---|
08 | 2538 | テーブル領域でディスク読み取りエラーが発生しました。 |
08 | 2541 | ハッシュ コード範囲の最後に到達しました。 |
08 | 2631 | abort_reasonのためにトランザクションが中断されました。 |
08 | 2632 | すべてのAMPに、このFast/MultiLoadのセッションがあります。 |
08 | 2639 | 同時処理のトランザクションが多すぎます。 |
08 | 2641 | database_name.table_nameが再構築されました。再実行します。 |
08 | 2644 | データベースdatabase_nameの残り容量が足りません。 |
08 | 2654 | 操作は許可されていません。database_name.table_nameの復元中です。 |
08 | 2805 | table_nameの最大行長を超えました。 |
08 | 2809 | 無効な回復シーケンスが見つかりました。 |
08 | 2815 | 復元の再開は無効です。 |
08 | 2818 | 変更後イメージをジャーナル処理せずにダンプ テーブルをロックすることはできません。 |
08 | 2825 | Teradata Databaseの再始動後の最新のリクエストのレコードが見つかりませんでした。 |
08 | 2826 | リクエストは完了しましたが、Teradata Databaseの再始動が原因ですべての出力が失われました。 |
08 | 2827 | ユーザーのリクエストまたはコマンドのエラーのために処理が中断されました。 |
08 | 2828 | システム回復中に、リクエストがロールバックされました。 |
08 | 2830 | テーブルの回復の前に、固有セカンダリ インデックスを削除してください。 |
08 | 2835 | 固有インデックスが無効です。 リクエストを再実行してください。 |
08 | 2837 | テーブルのFastLoad中です。 データはダンプされません。 |
08 | 2838 | テーブルはハッシュされていません。 データはダンプされません。 |
08 | 2840 | ハッシュ コードの不整合のため、データ行は破棄されました。 |
08 | 2843 | データベースの残り容量が足りません。 |
08 | 2866 | テーブルは回復が中断されました。 データはダンプされません。 |
08 | 2868 | 永久ジャーナル テーブルに損傷があります。 データはダンプされません。 |
08 | 2920 | ジャーナルは削除され、AMPは重複せずにダウンしています。 |
08 | 2921 | database_name.table_nameでは、ジャーナルのサブテーブルは保存されていません。 |
08 | 2926 | database_name.table_nameの残り容量が足りません。 |
08 | 3001 | セッションはすでにログオンされています。 |
08 | 3111 | ディスパッチャによりトランザクションがタイムアウトになりました。 |
08 | 3116 | 1 レコードを保持するための応答 バッファ サイズが不十分です。 |
08 | 3119 | リクエストの実行を続けていますが、応答が戻ってきません。 |
08 | 3120 | Teradata Database回復のため、リクエストが中断されました。 |
08 | 3523 | Userはdatabase_name.table_nameへのprivilegeがありません。 |
08 | 3524 | Userはデータベースdatabase_nameへのprivilegeがありません。 |
08 | 3566 | Teradata Databaseには、PERMANENTジャーナルがありません。 |
08 | 3596 | 指定したテーブル、ビュー、マクロが外部のTeradata Databaseに存在するため、Teradata DatabaseのRESTOREは無効です。 |
08 | 3598 | Teradata Database上で同時変更による競合が発生しています。再試行してください。 |
08 | 3603 | 表上で同時変更による競合が発生しています。再試行してください。 |
08 | 3613 | Dump/Restore操作中に、ハッシュなし、フォールバックなしのテーブルが見つかりました。 |
08 | 3656 | 指定されたジャーナル テーブルはもはや存在しません。 |
08 | 3658 | テーブルへのROLLBACK/ROLLFORWARD指定は無効です。 |
08 | 3705 | Teradata Database/SQLリクエストは、シミュレーターの上限を超えています。 |
08 | 3737 | 名前が 30 文字を超えています。 |
08 | 3802 | データベースdatabase_nameが存在しません。 |
08 | 3807 | テーブル/ビューview_nameが存在しません。 |
以下のテーブルは、dul戻りコード12のメッセージを示しています。
戻りコード | エラー コード | 説明 |
---|---|---|
12 | CLI0001 | パラメータ リストが無効または欠落しています。 |
12 | CLI0002 | 受け取った パラメータの数が無効です。 |
12 | CLI0003 | HSIRCB の検証時にエラーがありました。 |
12 | CLI0004 | HSICB の検証時にエラーがありました。 |
12 | CLI0005 | HSISPB の検証時にエラーがありました。 |
12 | CLI0006 | 無効な宛先 HSICB が見つかりました。 |
12 | CLI0007 | 無効な宛先 RCB が見つかりました。 |
12 | CLI0008 | RCB/HSICB 制御ブロックが記憶域内で連続していないので、DBCFRC は RCB/HSICB 制御ブロックを解放できません。 |
12 | CLI0009 | DBCAREAポインタまたはIDが無効です。 |
12 | CLI0010 | ECB はすでに待機中です。 |
12 | CLI0530 | 文字セット名またはコードが不明です。 |
12 | 2123 | セグメントが正常に読み取れませんでした。 |
12 | 2971 | AMP ロック テーブルがオーバーフローしました。 |
12 | 2972 | テーブルにテーブル ヘッダーがありません。 |
エラー メッセージの詳細は、<Teradata Vantage™ データベース メッセージ、B035-1096>を参照してください。