各ゲートウェイは、そのゲートウェイ自身のvprocで実行されます。vconfigファイルに定義された同じホスト グループ(HG)に属するすべてのゲートウェイには、PEのセットを管理する単一の割り当てタスクが存在します。割り当てタスクによって管理されるPEのセットを決定するには、vconfigファイル内でホスト番号(HN)を使用し、システム構成または再構成中に定義されるHNにそのHNをマッピングします。割り当てタスクは、関連するセッション数が最も少ないパーシング エンジン(PE)に対して新規セッションを割り当てます。
例: ゲートウェイ ホスト グループ
この例は、各ノードで複数のゲートウェイを実行するシステムを表わしています。
NODE 1 NODE 2 PE 16383 HN = 1 PE 16382 HN = 1 PE 16384 HN = 2 PE 16381 HN = 2 Gateway (8192) HGID 1 Gateway (8191) HGID 1 192.168.1.1 192.168.1.2 Gateway (8190) HGID 2 Gateway (8189) HGID 2 192.168.1.3 192.168.1.4
各ゲートウェイは別個のIPアドレス セットを持つ必要があります。vproc 8192で実行されるゲートウェイはIP 192.168.1.1ポート1025上のネットワーク接続だけを検索します。vproc 8190のゲートウェイは、IP 192.168.1.3ポート1025上のネットワーク接続だけを検索します。このような構成の場合、別個のLANカードは必要ありませんが、IPアドレスは固有でなければなりません。
このシナリオでは、ネットワーク管理者は次のホスト名IPエントリを作成します。
hgid1cop1 192.168.1.1 hgid1cop2 192.168.1.2 hgid2cop1 192.168.1.3 hgid2cop2 192.168.1.4
非常によく似た複数のSQLリクエストを実行依頼する場合、これらのリクエストを処理する1つの別個のホスト グループがあれば、キャッシュ ヒット率が高くなります。ホスト グループのPEとゲートウェイの場所を制御し、どのジョブをどのホスト グループで処理するかを制御することによって、ゲートウェイとPEのワークロードのバランスを向上できます。
この例に示すように、複数のホスト グループを、各ノードが複数のグループのゲートウェイを持つように構成すると、1つのノードがダウンした場合でも接続を維持できます。このような場合には、すべてのホスト グループのPEが接続を受け入れられる状態のままになります。