目的
1つ以上のセッションの未処理のリクエストやトランザクションをアボートします。オプションで、それらのセッションをTeradata Databaseシステムからログオフすることもできます。
構文規則
- hostid
- セッションがログオンしているホスト(またはクライアント)の論理ID。hostidが0の場合、内部セッションまたはシステム コンソールのセッションであることを示します。値の範囲は0~32767です。
- sessionno
- セッション番号。sessionnoとhostidを組み合わせたものが一意のセッションIDになります。値の範囲は0~4,294,967,295です。
- username
- セッションを実行しているユーザー。usernameの最大長は30文字です。
- LOGOFF
- 要求したセッションのアボートに加え、それらをTeradata Databaseからログオフするかどうかを示す識別子。
- LIST
- 条件を満たすセッションのリストを表示するかどうかを示す識別子。
- OVERRIDE
- ABORT SESSIONの失敗を上書きするかどうかを示す識別子。
使用上の注意
セッションの実働ジョブによってロックを待っている他のセッションがブロックされる場合や、セッションで使用されるリソースが多すぎて重要なアプリケーションの実行に時間がかかりすぎる場合は、セッションのアボートが有効です。
指定されたセッションをアボートできない場合は以下のようになります。
- 3268エラー メッセージが返されます。
- エラー ログに追加情報が記録されます。
- リクエストの処理が終了されます。
キューに入っているアボート リクエストが完了してからABORT SESSIONコマンドを再試行してください。
ABORT SESSIONコマンドは、メインフレーム接続クライアントとワークステーション接続クライアントのどちらでも発行できます。
関連トピック
ABORT SESSIONの詳細については、<Teradata Vantage™アプリケーション プログラミング リファレンス、B035-1090>を参照してください。
エラー3268の完全な説明については、<Teradata Vantage™ データベース メッセージ、B035-1096>を参照してください。