dulは、SUSE Linux Enterprise Server 10、11、および12で、バッチまたはインタラクティブ モードのいずれかで実行します。
dulは大量のデータの移動に使用されるため、通常はバッチ モードで実行されます。
dulの開始
dulは、Linuxコマンド ラインから対話的に実行できます。dulを対話モードで開始する場合は、次のようにします。
- コマンド プロンプトに次のように入力して、Enterキーを押します。
dul
dulは、ログオンを入力するよう、次のようにプロンプトを表示します。
Dump Unload/Load - Enter your logon:
- 以下のように入力します。
.logon crashdumps
Enterを押します。
- crashdumpsログオンのパスワードを入力します。 crashdumpsログインのためのデフォルトのパスワードはcrashdumpsですが、システム管理者がパスワードを変更した場合があります。
Teradata Databaseからログオフし、dulを終了するには、LOGOFF、END、またはQUITを入力し、その後にセミコロンを入力して、Enterキーを押します。
スペースの要件
以下の節では、Teradata Databaseおよびホストの領域要件について説明します。
Crashdumpsデータベース
crashdumpsデータベースは、システム ダンプを格納するために使用します。システム ダンプはディスク領域を占めるので、crashdumpsデータベースから古いダンプ テーブルや不必要なダンプ テーブルを定期的に取り除くようにしてください。
crashdumpsデータベース内の領域限界を超えた場合には、1時間ごとにシステム コンソールにメッセージが表示されます。これは、ダンプを保存できるだけの領域が利用できるようになるまで続きます。新しいダンプのスペースを作るために、既存のダンプを調べて、必要がなくなったダンプを削除してください。
既存のダンプがまだ必要な場合は、取外し可能媒体にそれらをコピーしてください。Teradataサポート センターがダンプを受け取り解析するまで、テーブルは削除しないでください。
データベース領域の割り当て
- システムのノード数
- 任意の時点でオンラインで使用可能にするダンプの数(少なくとも1つ)
ノードのダンプ サイズは予測できない複数の要素によって左右されます。システムに必要なcrashdumpsデータベースの適切なサイズを計算するには、以下の式を使用します。
number of DBS nodes x number of dumps x 100 MB
各ダンプにつき最低100 MBを割り当てます。ダンプの数を多くすることを推奨します(利用可能な場合)。
権限
- Crashdumpsデータベース内のテーブルに対するCREATE、DROP、およびSELECT権限
- DBC.SW_EVENT_LOGシステム テーブルに対するSELECT権限
ロード操作を実行するためには、DBCデータベースのテーブルに対するCREATE、DROP、およびSELECT権限を持っている必要があります。
dulを呼び出したときに指定したユーザー名に適切な権限がない場合は、Teradata Database がエラー メッセージを返し、操作は取り消されます。
アクセス権限の詳細については、<Teradata Vantage™ - データベース管理、B035-1093>を参照するか、システム管理者にご連絡ください。