ジョブ ログ ディレクトリのルーチン/定期メンテナンス - Parallel Transporter

Teradata® Parallel Transporter ユーザー ガイド

Product
Parallel Transporter
Release Number
17.10
Published
2022年2月
Language
日本語
Last Update
2022-02-11
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B035-2445
Product Category
Teradata Tools and Utilities

ジョブ ログ ディレクトリ(TPT_install_directory/logs)はジョブ ログの保存として、Teradata PTジョブの実行時に生成される一時ファイルです。 Teradata PTはジョブの終了時に一時ファイルを自動的にすべて削除しますが、ユーザーが削除できるのはジョブ ログだけです。

ジョブ ログにはそれぞれ重要な詳細ステータスと統計情報を保存するので、ジョブ ログの保存期間の長さや、ジョブ ログ ディレクトリからジョブ ログを削除する時期を決めておく必要があります。 毎日のロード活動で十分利用できるディスク スペースを確保するために、ジョブ ログ ディレクトリを定期的にクリーニングする必要があります。

Teradata PTジョブの実行時には、オペレータ間の同期や通信目的で、共有メモリやセマフォなどのプロセス間通信(IPC)リソースを確保する必要がTeradata PTにはあります。 ジョブを初期化するとき、Teradata PTはtwbclean.nnnという形式の名前でジョブ ログ ディレクトリにスクリプト ファイルを作成します。このファイルにはIPCリソースを解放してシステムに戻すためのIPCコマンドもあります。 正常なジョブの終了時には、Teradata PTはtwbcleanファイルのコマンドを実行してからそのファイルを削除します。 しかし、Teradata PTがIPCリソースを削除できない形でジョブに失敗すると、twbcleanファイルはジョブ ログ ディレクトリに残るため、手動で削除しなければなりません。

twbcleanファイルを削除する前に、これらのファイルが最近作成されたかどうかを、それらに関連する日付やタイムスタンプで確認する必要があります。 例えば、ファイルが古く、それらのファイルの作成後にシステムが再起動された場合、それらのファイルに記述されているIPCリソースが無効になって、それらのファイルが削除された可能性があります。 しかし、ファイルが新しければ、終了したジョブはそれらのファイルに記述されたIPCリソースを解放していません。 これらのIPCリソースをクリーン アップするには、シェル スクリプトとしてこれらのファイルを実行してから削除します。