ジョブ ログとエラー テーブルを評価するだけでは、必要な修正処置を適切に定義するための十分な情報が得られない場合があります。また、修正処置を行なっても、ジョブが正しく実行されない場合もあります。このような場合に備えて、Teradata PTには2つの追加のデバッグ レベルが用意されています。
- 共有メモリ、プロセス、セマフォ、メモリなどのシステム リソースの値をチェックする。
例えば、SPARCシステム版Solarisでは、次のコマンドを使用して値を取得します。
- /usr/sbin/sysdef -i | grep SHMMAX
- /usr/sbin/sysdef -i | grep SHMSEG
- /usr/sbin/sysdef -i | grep SEMMNI
- /usr/sbin/sysdef -i | grep SEMMNS
- ulimit -a
- ジョブをトレース モードで実行する。
- tbuild -t -f <filename>
- TraceLevel属性を使用して、トレース モードで、Teradata PTジョブ内のオペレータを実行する。
TraceLevel = ‘all’
- 次のエラーのいずれかが発生したら、Teradata PTの問題発生コンポーネントからtruss出力を取得する(UNIXシステムの場合のみ)。
- IPC初期化エラー(プロセス間通信の問題)。
- Coordinatorタスクの作成に失敗した。
- 予期せぬハング。
- 次の各ステップを使用して、問題のあるコンポーネントのtruss出力を取得する
- ps -ef | grep tbuild(コーディネータまたはエグゼキュータの場合)。
- 問題のあるコンポーネントのプロセスIDを検索する。
- truss -f -o /tmp/trussout -p <processid>。