データベースによるタスクの同時並行性の制限 - Parallel Transporter

Teradata® Parallel Transporter ユーザー ガイド

Product
Parallel Transporter
Release Number
17.10
Published
2022年2月
Language
日本語
Last Update
2022-02-11
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B035-2445
Product Category
Teradata Tools and Utilities
ユーザーが常にデータにアクセスできるようにするために、データベースでは、抽出ユーティリティおよびロード ユーティリティで使用できるシステム リソース量に制限が適用されています。この制限は、以下のオペレータの使用に影響を及ぼします。
  • Export
  • Load
  • Update
このいずれかのオペレータがAPPLY文で参照されるたびに、1つのタスクとしてカウントされます。制限は、以下の2つのDBSControl設定で制御されています。
  • MaxLoadAWT
  • MaxLoadTasks

システムでは、同時に実行が試行された「タスク」の総数がカウントされ、その総数に2つのフィールドの設定が適用されて、必要に応じてタスク制限が適用されます。

サイトのTeradata PT同時タスクの総数を把握するためには、以下の基本的なルールを考慮します。
  • データベースとインターフェース接続する、APPLY文に指定されている各オペレータが1つのタスクになります。以下に例を示します。
    • データベースと別の2番目のデータベースまたは外部ソースや外部ターゲットでデータを移動するジョブでは、1つのタスクのみが必要になります。これは、一度に1つのオペレータのみが各データベースとインターフェース接続するからです。
    • 1つのデータベースでデータを移動するジョブでは、2つのタスクが必要になります。これは、抽出オペレータとロード オペレータの両方が同時にデータベースとインターフェース接続するためです。

      単一のジョブ内のジョブ ステップは順番に実行されるので、単一のジョブ内の同時タスクの最大数は2です。

  • 複数のジョブ スクリプトが同時に実行される場合、MaxLoadの計算に適用されるタスクの総数は、すべてのジョブで同時に実行されるオペレータの総数に基づきます。
  • MaxLoadのデフォルト設定では約15のタスクを同時に実行できるので、MaxLoad値のリセットが必要になる場合があります。

実際の制限にはその他の要因も影響を与えます。DBSControl GDOのMaxLoadAWTフィールドとMaxLoadTasksフィールドを設定する方法、およびこれらの設定がTeradata PTジョブに与える影響については、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ, B035-1102>の「DBSControlユーティリティ」を参照してください。