ユーザーが常にデータにアクセスできるようにするために、データベースでは、抽出ユーティリティおよびロード ユーティリティで使用できるシステム リソース量に制限が適用されています。この制限は、以下のオペレータの使用に影響を及ぼします。
- Export
- Load
- Update
このいずれかのオペレータがAPPLY文で参照されるたびに、1つのタスクとしてカウントされます。制限は、以下の2つのDBSControl設定で制御されています。
- MaxLoadAWT
- MaxLoadTasks
システムでは、同時に実行が試行された「タスク」の総数がカウントされ、その総数に2つのフィールドの設定が適用されて、必要に応じてタスク制限が適用されます。
サイトのTeradata PT同時タスクの総数を把握するためには、以下の基本的なルールを考慮します。
- データベースとインターフェース接続する、APPLY文に指定されている各オペレータが1つのタスクになります。以下に例を示します。
- データベースと別の2番目のデータベースまたは外部ソースや外部ターゲット間でデータを移動するジョブでは、1つのタスクのみが必要になります。これは、一度に1つのオペレータのみが各データベースとインターフェース接続するからです。
- 1つのデータベース内でデータを移動するジョブでは、2つのタスクが必要になります。これは、抽出オペレータとロード オペレータの両方が同時にデータベースとインターフェース接続するためです。
単一のジョブ内のジョブ ステップは順番に実行されるので、単一のジョブ内の同時タスクの最大数は2です。
- 複数のジョブ スクリプトが同時に実行される場合、MaxLoadの計算に適用されるタスクの総数は、すべてのジョブで同時に実行されるオペレータの総数に基づきます。
- MaxLoadのデフォルト設定では約15のタスクを同時に実行できるので、MaxLoad値のリセットが必要になる場合があります。
実際の制限にはその他の要因も影響を与えます。DBSControl GDOのMaxLoadAWTフィールドとMaxLoadTasksフィールドを設定する方法、およびこれらの設定がTeradata PTジョブに与える影響については、<Teradata Vantage™ - データベース ユーティリティ, B035-1102>の「DBSControlユーティリティ」を参照してください。