tdloadコマンドの操作 - Parallel Transporter

Teradata® Parallel Transporter ユーザー ガイド

Product
Parallel Transporter
Release Number
17.10
Published
2022年2月
Language
日本語
Last Update
2022-02-11
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ja-JP/kyx1608578396289.ditamap
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ja-JP/tvt1507315030722.ditaval
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B035-2445
Product Category
Teradata Tools and Utilities

tdloadコマンドには2つの操作モードがあり、コマンドへのユーザー入力から推測されます。すなわち、全自動モードと半自動モードです。

全自動モードでは、tdloadはロード ジョブに使用される最適なオペレータをデータ ソースとターゲットに基づいて自動的に決定します。全自動モードで操作するには、ユーザーは汎用ジョブ変数を指定するだけです。詳細については、下記の「全自動操作」セクションを参照してください。

半自動モードでは、ユーザーがオペレータ テンプレート ジョブ変数を使用してProducerオペレータまたは Consumerオペレータを選択し、EasyLoaderが必要なジョブ変数をデフォルトにして、入力される汎用ジョブ変数をオペレータ固有のジョブ変数に変換できるようにします。詳細については、下記の「半自動操作」セクションを参照してください。

全自動操作

全自動操作では以下が必要です。
  • データ ソースと宛先
  • 汎用のtdloadジョブ変数(接頭辞として'Source'と'Target'が付きます)。

汎用tdloadジョブ変数は任意のTPTオペレータ テンプレート ジョブ変数で、オペレータ固有の接頭辞が削除され、ソース(プロデューサ タイプのオペレータの場合)またはターゲット(コンシューマ タイプのオペレータの場合)のいずれかに置き換えられます。

例えば、'DCPTextDelimiter'オペレータの汎用的な形式は'SourceTextDelimiter'です。

全自動操作では、tdloadは指定されたターゲット テーブルにアクセスし、最適なロード プロトコルを判断します。その後、最適なTeradata PTスクリプトと標準のジョブ変数ファイルを生成します。これらのファイルを使用してtbuildコマンドが実行します。

半自動操作

半自動操作では以下が必要です。
  • データ ソースと宛先
  • 汎用のtdloadジョブ変数(接頭辞として'Source'と'Target'が付きます)。
  • 1つ以上の汎用でないオペレータ ジョブ変数

半自動モードでは、特定のProducerオペレータまたは Consumerオペレータ(またはその両方)を選択できます。これを行なうには、必要なオペレータ名を接頭辞として含むジョブ変数を少なくとも1つ定義する必要があります。

例えば、 ConsumerオペレータとしてLoadオペレータを使用する場合、"TargetTraceLevel"の代わりに"LoadTraceLevel"を指定します。

入力されるすべての汎用ソース/ターゲット ジョブ変数は、入力された汎用ジョブ変数がユーザーにより選択されたオペレータに適用可能な場合は、選択されたオペレータと一致するように自動的に解決されます。

使用されるコマンドの例。ここでは、プロデューサとしてExportオペレータとなり、コンシューマとしてLoadオペレータになります。

tdload -j my_jv_file.txt --ExportTraceLevel All --LoadTraceLevel All

上記の例では、'-j'フラグに入力されるジョブ変数ファイルに有効な汎用ジョブ変数が格納されていると仮定し、ExportオペレータとLoadオペレータが使用されます。

使用されるコマンドの例。ここでは、tdloadがプロデューサを選択し、ユーザーがUpdateオペレータをコンシューマとして選択することになります。

tdload -f my_delim_data.txt –h myTdpId –u MyUserName –p MyPassword 
       –t MyTargetTable --UpdateTraceLevel All
  • ユーザーが選択したオペレータは、ソースとターゲットに対して有効である必要があります。上記の例は、ソースがフラット ファイルであり、ターゲットがデータベース テーブルである場合にのみ機能します。
  • tdloadは、単一のプロデューサと単一のコンシューマのみをサポートします。複数のProducerオペレータまたは Consumerオペレータを定義するとエラーになります。

運用上の考慮事項

  • 全自動操作でファイルをテーブルにロードする場合、tdloadはターゲット テーブルの特性に基づいて、ロード ジョブに使用する最適なロード プロトコルを判断します。
  • tdloadのログオン ジョブ変数にはオペレータ固有の接頭辞は付いていません。
    有効なログオン ジョブ変数を以下に示します。
    • TargetTdpId
    • TargetUserName
    • TargetUserPassword
    • TargetAccountId
    • TargetWorkingDatabase
    • TargetLogonMech
    • TargetLogonMechData
    • SourceTdpId
    • SourceUserName
    • SourceUserPassword
    • SourceAccountId
    • SourceWorkingDatabase
    • SourceLogonMech
    • SourceLogonMechData

Easy Loaderのデフォルト

全自動モードと半自動モードの両方で、tdloadは操作に欠かせないジョブ変数をデフォルトに設定するように試みます。ユーザーがこれらの値を完全に制御するには、すべてのデフォルトのジョブ変数をコマンド ラインまたはジョブ変数ファイルのいずれかで上書きする必要があります。

デフォルトに設定されるジョブ変数とそのデフォルト値を以下に示します。
  • SourceInstances = 1
  • TargetInstances = 1
  • SourceMinSessions = 1
  • TargetMinSessions = 1
  • SourceMaxSessions = 32
  • SourceFormat = 'Delimited'
  • SourceOpenMode = 'Read'
  • SourceTextDelimiter = ‘,’
  • SourceTraceLevel = 'None'
  • TargetMaxSessions = 32
  • TargetFormat = 'Delimited'
  • TargetOpenMode = 'Write'
  • TargetTextDelimiter = ','
  • TargetTraceLevel = 'None'