ワークロードは、一連のワークロード管理コントロールをグループに適用するために、特性を共有するクエリーのグループです。ワークロードには、システム管理の分類フェーズで評価される稼動値と定義特性があります。高品質のワークロード管理により、重要な作業における応答時間を短縮し、応答時間の一貫性を向上できます。IWMシステムには、SLG層のワークロード管理メソッドまたは仮想パーティションのオプションがありません。
以下のリクエストは、ワークロードの例です。
- レポートについて、地域別または組織別に細分化されたバッチ ジョブ。
- カレンダに従って、または定期的に作成する週次または月次レポート。
- 実行されるときは常時重要なジョブ。
ルールセット ツールバーのワークロードビューには、ワークロード名、メソッドまたはタイプ、スロットル制限、グループ スロットル、および有効なステータスが一覧表示されます。ワークロードごとに、以下の1つ以上を指定できます。
- 分類
- ワークロードにクエリーが割り当てられているかどうかを決める基準
- スロットル
- ワークロード内で同時に実行できるアクティブ クエリーの数の制限
- 目標サービス レベル
- 応答時間またはスループットについてのワークロード クエリー パフォーマンスの目標
- クエリーの応答を保留
- Teradata Database 15.10 SLES 11の場合は遅延が適用されるため、クエリー応答は指定の時間よりも早く返されることはありません。
- 例外
- しきい値と、クエリーの実行中に例外基準を超えた場合に実行するアクション
デフォルトのワークロードは次の通りです。
デフォルトのワークロード | 説明 |
---|---|
H-WD | SLES 11によって廃止された$H分類基準を使用します。 |
L-WD | SLES 11によって廃止された$L分類基準を使用します。 |
M-WD | SLES 11によって廃止された$M分類基準を使用します。 |
T-WD | SLES 11によって廃止された$R分類基準を使用します。 |
WD-Default | 特定のワークロードに分類されないクエリーが含まれます。このワークロードを削除または無効化することはできません。 |
WD-MapsMover | (Teradata Database 16.10以降) Maps Mover操作と組み合わせて使用します。マップ間でのテーブルの再配置がサポートされます。このワークロードは削除または無効化できますが、複製または編集することはできません。このワークロードは、任意のタイムシェア アクセス メソッドに移動できます。 |