統計マネージャ ポートレットは、システム リソースの非効率的な使用を促進する可能性がある不要な統計収集を回避することが可能です。収集する可能性があるものは次のとおりです。
- 必要とされていないか、値を提供しない統計
- 必要とされているが、あまりにも頻繁に収集されている統計
不要な統計が収集されていないことを確認
統計マネージャ ポートレットを使用することで、オプティマイザによって使用されていない統計を特定して、それらの統計の収集を停止することができます。
- USECOUNTオプションでTeradata Databaseクエリー ロギングを有効にします。
- 分析ジョブを作成します。
- 統計を評価して、収集すべきか無効化すべきかを判断するオプションを有効にします。
- 統計が一定時間使用されていない場合に、その統計が非アクティブとみなされ、無効化が推奨される、未使用状態の時間の長さを設定します。
- 分析ジョブを手動で実行、または実行するスケジュールを設定します。
分析ジョブは無効化の推奨事項を生成し、これらの統計は収集ジョブによって収集されなくなります。
統計が適正な頻度で収集されていることを確認
統計収集の頻度を下げるために、収集設定のしきい値を指定できます。
- あまりにも頻繁に収集されている統計を判別します。例えば、これに該当するのは、更新される頻度が低いデータについての統計でありながら、毎日収集される統計であったり、収集するのに余分な時間が必要な、より優先度が低い統計になります。
- 統計タブから、ドリル ダウンして統計を特定します。
- 統計の収集設定を編集します。
- 収集時期のしきい値、データ変更のしきい値、または両方を変更します。
- システム定義またはユーザー定義のしきい値を選択して、いつ収集を行なうか、または統計の収集をスキップするかを決めます。初期設定としては、システム定義のしきい値が推奨されますが、ユーザー定義のしきい値は収集のしきい値に対するより詳細な制御が可能です。
- (オプション)収集ジョブのレポートを確認して、設定したしきい値に基づき、予想通り統計がスキップされていることを検証します。