カナリーの応答時間の概要 - Teradata Viewpoint - Teradata Workload Management

Teradata® Viewpoint ユーザー ガイド

Product
Teradata Viewpoint
Teradata Workload Management
Release Number
17.10
Published
2022年2月
Language
日本語
Last Update
2022-07-01
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B035-2206
Product Category
Analytical Ecosystem

カナリーの応答時間ポートレットでは、カナリー クエリーを使用して、60分間または120分間にわたる単一のシステム性能の傾向を分析できます。カナリー クエリーは、ユーザー定義のクエリーが完了するまでの時間をミリ秒単位で測定します。長い期間にわたってシステム ワークロードを比較するために、同じクエリーが選択された間隔で繰り返し実行されます。クエリーが完了するまでの時間が長いほど、その時のシステム ワークロードの負荷が高くなります。

カナリーの応答時間を使用すると、メンテナンス アクティビティを計画したり、ワークロードを適切にスケジュール設定したりできます。例えば、システム パフォーマンスが低下しているときにタスクの割り当てを防止できるように、このポートレットを使用して、Teradata Databaseシステムでワークロードが重い周期を特定できます。また、カナリーの応答時間を使用して、1週間または複数の週にわたって測定された履歴データの平均性能と現在の性能を比較できます。さらに、各モニター対象システム用のポータル ページにカナリーの応答時間ポートレットを追加すると、複数のTeradata Databaseシステムの性能をモニターし、比較することができます。

サマリー ビューには、選択したカナリー クエリー測定基準の過去60分または120分間のモニターの概要がグラフィック表示されます。選択した各カナリー クエリー測定基準ごとに1分に1回サンプルが取られ、データ地点がグラフに追加されます。

Teradata Viewpoint管理者は、監視対象システム ポートレットのカナリーの応答時間ポートレットのデフォルトの測定基準を定義します。プロファイルに対して有効になっている場合、デフォルトを上書きする測定基準を設定できます。

また、カナリーの応答時間ポートレットでは、ある期間にわたって収集された測定基準データ地点の平均値として過去の性能を表示することで、現在のデータと履歴データを比較できます。平均値を計算する継続時間は、過去の平均タブを使用して変更できます。