統計マネージャ ポートレットは、Teradata DatabaseおよびViewpointサーバーと連携して、統計管理の影響を低減します。以下に、主要なコンポーネント、およびそれらがどのように動作するかを説明します。
- Teradata Database
- すべての分析および収集ジョブ処理と統計管理アクションの処理はTeradata Databaseによって行なわれます。このデータベースにはまた、統計マネージャ ポートレットによって使用されるTDStatsデータベースが含まれています。
- TDStats
- このデータベースには、自動化される統計、ジョブのオブジェクト スコープ リスト、収集リスト、ジョブ レポートおよび統計の推奨事項など、統計管理に関連する追加情報が含まれています。TDStatsデータベースは、ジョブが起動したとき、ジョブが完了したとき、または統計の自動化などのアクションが発生したときに更新されます。
- Teradata Viewpoint Data Collection Service (DCS)
- DCSはTeradata Databaseから情報をとり、統計マネージャ ポートレットで使用するためにローカル キャッシュ データベースに格納します。DCSはまた、ジョブのスケジューリングおよびジョブの開始のためにも使用されます。DCSが起動していない場合、スケジューリングされたジョブは実行されません。
- ローカル キャッシュ データベース
- このデータベースには、統計マネージャ ポートレットに表示できるすべての情報が含まれています。データベースは、ジョブが完了したとき、自動化などのアクションが実行されたとき、または統計マネージャ コレクタが実行されたときに更新されます。ローカル キャッシュ データベースはTeradata Databaseに影響を与えることなく、データをすぐ利用できるようにします。
- 統計マネージャ ポートレット
- 統計マネージャ ポートレットでは、統計のステータス、および統計を分析および収集するジョブのステータスを表示したり、統計管理プロセスの設定を構成することができます。
- 監視対象システムのポートレット
- 監視対象システム ポートレットでは、統計の管理に使用されるログインID、TDStatsからのデータ収集の頻度、およびTDStatsのデータのクリーン アップの頻度を指定することができます。
次の図は、Teradata Databaseから統計マネージャ ポートレットまでのデータの流れを示します。