ルールセット ツールバーのスロットル ビューでは、同時に実行できるクエリーを状態またはその他の基準により制御することができます。スロットルは、選択する指定の数、クエリーのリクエスト元、リクエスト先、またはその他の選択するクエリー特性に基づいて、1回にアクティブにできるユーザー クエリーの数を制限します。スロットル制限に達すると、新しいクエリーが遅延キューに配置されるか拒否されるかを指定することができます。
一般に、スロットルは処理したいクエリー リクエストの数とタイプを制御するために使用し、状態マトリクスは、どの状況で特定の制限を適用するかを示すために使用します。例えば、スロットルは以下の目的で作成することができます。
- 特定のユーザーに対して1回に実行するクエリーを10個以下に制限します。
- 特定の部門に対して同時に実行するクエリーを4個以下に制限します。
- ベース状態に対して同時に実行できるクエリーの数を12個に制限しますが、夜間の状態では数に制限を設定しません。
- クエリーをロード ユーティリティなどの特定のリクエスト元、およびデータベースまたはテーブルなどの特定のリクエスト先に制限します。
- ステートメント タイプ、ステップ行数、結合プロパティなどに基づいてクエリーを制限します。
スロットルビューの次の各タブには、異なる観点からみたルールセットのスロットル情報が表示されます。
- スロットル
- すべてのスロットル、そのステータス、および分類基準のリスト。スロットル名をクリックして、スロットルに関する詳細情報にドリルダウンすることも、そのプロパティを変更することもできます。スロットルにはいくつかの種類があります。
- システム スロットルは、Teradata Databaseシステム上で実行する同時クエリーの数を制限します。
- 仮想パーティション スロットルは仮想パーティションで実行中の同時クエリー数を制限します。
- ワークロード グループ スロットルは、指定されたグループのすべてのワークロードに許可される同時クエリーの合計数を制限します。ワークロード グループ スロットルには、ワークロードビューで遅延スロットルが定義されたワークロードのみを追加できます。ワークロード グループ スロットルは、Teradata Database 14.10以降で使用できます。
- スロットルが定義されたワークロードは、個々のワークロードに対して同時に実行できるクエリーの数を制限します。
- 状態別のスロットル制限
- 特定のスロットルが適用されるすべての状態のリスト。 FLEX属性は、状態にFlexスロットルが有効化されたワークロードに表示されます。
- リソース制限
- すべてのリソース制限、そのステータス、および分類基準のリスト。リソース制限名をクリックして、詳細情報にドリルダウンすることも、そのプロパティを変更することもできます。
- 状態別のリソース制限
- システム デフォルトのAWTリソース制限、および各状態の各制限ルールに使用できるAWTの最大パーセントをリスト表示します。各セクションに示された該当する最低の制限が適用されます。