状態ビュー - Teradata Viewpoint - Teradata Workload Management

Teradata® Viewpoint ユーザー ガイド

Product
Teradata Viewpoint
Teradata Workload Management
Release Number
17.10
Published
2022年2月
Language
日本語
Last Update
2022-07-01
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B035-2206
Product Category
Analytical Ecosystem
ルールセット ツールバーの状態ビューには、ルールセットの状態を作成して整理できるマトリクスが表示されるため、特定のルールセットでさまざまなシステム条件に対応できます。
状態
システムのリソース割り当て方法を制御する場合に使用できる一連の操作上のルールです。状態はヘルス状態および計画済の環境の交差を表わします。
ヘルス状態
システムの状態またはヘルス。例えば、システムの状態には、システムの起動時に停止しているノードなど、システムのパフォーマンスと可用性についての検討事項が含まれます。システム、ワークロード、ユーザ定義、および組み合わせイベントなどの計画外のイベントに対しては、ヘルス状態が有効になります。
計画済の環境
システムが実行すると予想される作業の種類。通常、ロードや月末など、重要なアプリケーションが実行しているときに期間あるいはワークロード ウィンドウを表示します。例えば、平日には多くのシステム ユーザーがいるが、週末にはバッチ ジョブを実行する場合は、2つの計画済の環境 (平日と週末) を作成して、1週間の間、週末とは別に、システム リソースを割り当てます。期間、ユーザー定義、および組み合わせイベントなどの計画されたイベントは、計画済の環境を有効にします。

Teradata Database 15.00以降では、Integrated Workload Management(IWM)システムには計画済の環境に対するオプションはありますが、計画外のイベントまたはヘルス状態に対するオプションはありません。Teradata Database 14.10以前では、Integrated Workload Management(IWM)システムには、クエリー セッション、フィルタ、スロットルのカスタム状態、ヘルス状態、計画済の環境、状態特有の値に関するオプションがありません。

状態マトリクスで、計画されたイベント、計画外のイベント、システム ヘルスの状態、計画済の環境、およびビジネス状況に固有な対応する状態を作成します。状態マトリクスは随時更新して、ビジネスやシステム要件を反映、または優先順位の変更やその他のシステム変更を実行します。

標準システム ヘルスの状態、常に計画済の環境、およびベース状態がデフォルト値です。計画済みのイベントまたは計画外のイベントが発生しない場合は、デフォルト値が適用され、他の構成された状態がトリガーされます。状態マトリクス内でデフォルト値を削除または移動することはできません。任意の状態と同様に、ベース状態は、マトリクスの複数のセルで使用できます。

次に、SLES 10 TASMシステムの状態ビューの例を示します。



作成する状態はいずれも、デフォルト設定を使用します。ワークロード、フィルタ、スロットル、クエリー セッション、およびユーティリティ制限の状態固有の設定タブに新しい値を設定することにより、デフォルト設定値をオーバーライドできます。

状態マトリクスで使用する状態を少数におさえると、メンテナンス時間も少なくなります。ただし、以下の状況を管理するためにマトリクスに状態を追加することも検討してください。
  • ワークロード時間数や日数が不変かつピークで、優先順位管理の割り当てや実施を厳しく行なう必要がある状況。
  • ロード時間やクエリー時間で、優先的タスクを特定の時間枠内で終了する必要がある状況。
  • システム ヘルスの性能低下時に重要な作業の優先順位を高めるなど、リソースの管理を別の方法で行なう必要がある状況。