編集 - Teradata Data Mover

Teradata® Data Mover ユーザー ガイド

Product
Teradata Data Mover
Release Number
17.20
Published
2022年9月
Language
日本語
Last Update
2022-10-12
dita:mapPath
ja-JP/tsn1650877444606.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/mpm1591127278842.ditaval
dita:id
B035-4101
Product Category
Analytical Ecosystem

目的

editコマンドにより既存のジョブ定義が変更されます。前のジョブ実行はすべて新規ジョブ定義とリンクされます。

構文

Data Mover XMLスキーマを参照してください。

パラメータ

パラメータの順序を参照してください。

data_streams
(オプション)ソース データベースとターゲット データベース間で使用するデータ ストリームの数を指定します。Teradata DSAおよびTPT API(Teradata間)を使用するジョブに適用されます。他のすべてのプロトコルでは、単一のデータ ストリームを使用します。
例: 4
デフォルト値は、Data Moverによって動的に計算されます。
db_client_encryption
(オプション)データ転送中にジョブを暗号化する必要がある場合は、trueに設定します。
force_utility
(オプション) Data Moverデーモンはすべてのコピー操作で特定のユーティリティを使用します。

有効な値

  • dsa
  • jdbc
  • tptapi
  • tptapi_load
  • tptapi_stream
  • tptapi_update
  • T2T
この値を指定しない場合、Data Moverデーモンは、ジョブでの使用に最適なTeradataユーティリティを決定します。
Teradata DSAを使用して古いバージョンのTeradata Databaseにデータをコピーすることはできません。ソースTDPIDとターゲットTDPIDが同じ場合は、Teradata DSAを使用できません。
例: dsa
job_name
編集するジョブの名前
例: 12315DFHJKS
job_priority
(オプション)ジョブの実行優先順位を指定します。サポートされる値は、HIGH、MEDIUM、LOW、およびUNSPECIFIEDです。値を指定しないと、デフォルト値MEDIUMが実行時に使用されます。
例: MEDIUM
log_level
(オプション) ログ ファイル出力のログ レベル。

有効な値

  • 0
  • 1
  • 2
  • 99
例: 2
デフォルト値は0です。
max_agents_per_task
(オプション)テーブルまたはデータベースの移動時に同時に使用するData Moverエージェントの最大数。
例: 4
デフォルト値は、Data Moverによって動的に計算されます。
netrace
(オプション) CLI netraceパラメータ。0以上の値を指定すると、CLIトレース ログが生成されます。有効なCLIの値を指定する必要があります。
netrace_buf_len
(オプション) CLI netrace_buf_lenパラメータ。0以上の値を指定すると、CLIトレース ログが生成されます。有効なCLIの値を指定する必要があります。
online_archive
(オプション)Teradata DSAを使用してテーブルをコピーしている間の、ソース テーブルへの読み取りアクセスおよび書き込みアクセスを許可します。コピー中にソース テーブルが更新されても、その更新はターゲット テーブルには転送されません。コピーが成功した後、ターゲット テーブルに含まれるデータは、コピーの開始時のソース テーブル内のデータに一致します。
有効な値
説明
True オンライン アーカイブを有効にします
False オンライン アーカイブを無効にします
Unspecified デフォルト - この値はData Moverデーモン構成ファイルの値に設定されます
例: true
overwrite_existing_objects
(オプション) ジョブは、ターゲットに既に存在するオブジェクトを上書きします。
有効な値
説明
True 上書きを有効にします
False 上書きを無効にします
Unspecified デフォルト - この値はData Moverデーモン構成ファイルの値に設定されます
このパラメータを指定しないと、値はData Moverデーモン構成ファイルのoverwrite_existing_objectsパラメータ値に設定されます。trueまたはfalseに指定すると、値はData Moverデーモン構成ファイルのパラメータ値より優先されます。
例: true
query_band
(オプション) ソースおよびターゲットのTeradataセッションまたはトランザクションを一意に識別する、名前と値の組み合わせをセミコロンで区切ったセット。ジョブpayroll、ユーザーID aa100000、およびジョブ セッション番号1122を識別するクエリーバンドを使用するには、次のクエリーバンドを定義します。
例: Job=payroll;Userid=aa1000000;Jobsession=1122;
このパラメータは、最後のパラメータとして、XMLジョブ定義に追加する必要があります。クエリーバンドを定義するときの構文ルールの詳細については、クエリー バンドについてを参照してください。
response_timeout
(オプション) Data Moverデーモンからの応答を待機する時間(秒単位)。
例: 60
security_password
(オプション)スーパー ユーザーまたは許可されたViewpointユーザーのパスワード。
例: 53cUr17y
Data Moverデーモンでセキュリティの管理が有効になっている場合に必須。 -security_password_encryptedも指定されている場合は、無効なパラメータになります。
security_password_encrypted
(オプション) スーパーユーザーの暗号化されたパスワード。
例: 052c7aabd14c7770141ac3c0137ab98ae0d3f0f7cddf588981206b010c0c1b2f
Data Moverデーモンでセキュリティの管理が有効になっている場合に必須。 -security_passwordも指定されている場合は、無効なパラメータになります。
security_username
(オプション)スーパー ユーザーまたは許可されたViewpointユーザーのユーザーID。スーパーユーザーのユーザーIDはdmcl_adminで、変更できません。
Data Moverデーモンでセキュリティの管理が有効になっている場合に必須。
source_account_id
(オプション) ソース データベースのログオン アカウントID。
ソースまたはターゲットIDのアカウント名にスペースがあると、ジョブに失敗します。
source_logon_mechanism
(オプション) ソース システムのログオン メカニズム。ソースTeradata Database システムにログオンする場合、ユーザーは少なくとも次のいずれかを入力する必要があります。
  • source_user および source_password
  • source_logon_mechanism

ログオン メカニズムは、Teradata DSAジョブではサポートされていません。ログオン メカニズムはTeradata PT APIジョブとTeradata JDBCジョブにのみ使用してください。-source_logon_mechanismを指定し、-force_utilityを使用しないと、デフォルトではTeradata PT APIが使用されます。-source_logon_mechanismを指定し、-force_utilityにTeradata DSAを指定すると、エラーが発生します。

例: KRB5
source_logon_mechanism_data
(オプション)ソース システムのログオン メカニズムに必要な追加のパラメータ。
例: joe@domain1@@mypassword
source_password
(オプション) ソース データベースのログオン パスワード。
例: 123456789
source_password_encryptedも指定されている場合は、このパラメータは無効です。
source_password_encrypted
(オプション) ソース データベースの暗号化されたログオン パスワード。
例: 17894cc84b5637a88e36fa37a010e3662d18f64b8ce204bef8d63868ad417810
-source_passwordも指定されている場合は、このパラメータは無効です。
source_sessions
(オプション) ソース データベースのデータ ストリームごとのセッション数。
例: 4
デフォルト値は、Data Moverによって動的に計算されます。
source_tdpid
(オプション)ソースTeradataデータベース。
例: Checks
source_user
(オプション) ソース データベースのログオンID。
例: TD_API_user
source_userid_pool
(オプション) ジョブによって、指定の資格情報プールからユーザーが取得されます。両方のパラメータを同じジョブ定義で指定する場合は、target_userid_poolと同じ資格情報プールを使用する必要があります。
例: POOL-1
target_account_id
(オプション) ターゲット データベースのログオン アカウントID。
ソースまたはターゲットIDのアカウント名にスペースがあると、ジョブに失敗します。
target_logon_mechanism
(オプション) ターゲット システムのログオン メカニズム。ターゲットTeradataデータベース システムにログオンする場合、ユーザーは少なくとも次のいずれかを入力する必要があります。
  • target_user および target_password
  • target_logon_mechanism

ログオン メカニズムは、Teradata DSAではサポートされていません。ログオン メカニズムはTeradata PT APIジョブとTeradata JDBCジョブにのみ使用してください。-target_logon_mechanismを指定し、-force_utilityを使用しないと、デフォルトではTeradata PT APIが使用されます。-target_logon_mechanismを指定し、-force_utilityにTeradata DSAを指定すると、エラーが発生します。

例: KRB5
target_logon_mechanism_data
(オプション) ターゲット システムのログオン メカニズムに必要な追加パラメータ。
例: my@domain2@@mypassword
target_password
(オプション) ターゲット データベースのログオン パスワード。
例: 212133344
-target_password_encryptedも指定されている場合は、このパラメータは無効です。
target_password_encrypted
(オプション) ターゲット データベースの暗号化されたログオン パスワード。
例: 30e458fce484cefef07724653f5046095208f69fcfbf76bf7290b8576192c2fe
-target_passwordも指定されている場合は、このパラメータは無効です。
target_sessions
(オプション) ターゲット データベースのデータ ストリームごとのセッション数。
例: 4
デフォルト値は、Data Moverによって動的に計算されます。
target_tdpid
(オプション)ターゲットTeradataデータベース。
例: Leo
target_user
(オプション) ターゲット データベースのログオンID。
例: TD_tar_user
target_userid_pool
(オプション) ジョブによって、指定の資格情報プールからユーザーが取得されます。両方のパラメータを同じジョブ定義で指定する場合は、source_userid_poolと同じ資格情報プールを使用する必要があります。
例: POOL-1
tpt_debug
(オプション) TPT APIトレース デバッグ ログ パラメータ。0以上の値を指定すると、TPT APIトレース ログが生成されます。有効なTPT APIの値を指定する必要があります。
uowid
(オプション) ジョブに関連付けられた作業バッチ用の代替IDまたは名前。このパラメータに値を設定すると、Data Moverによって、Teradata Ecosystem Managerまたはその内部TMSMEVENTテーブルにイベントが送信される際、この値は作業単位IDとして報告されます。このパラメータを指定しない場合、Teradata Ecosystem Managerまたはその内部TMSMEVENTテーブルにイベントが送信される際、デフォルト値が作業単位IDとして使用されます。作業単位IDのデフォルト値は、ジョブの実行名と現在のタイムスタンプで構成されます。例えば、ジョブの実行名がsales_tableであるクエリー ソースを定義した場合、作業単位IDのデフォルト値は、sales_table-20211110122330になります。
例: sales_tables_start

使用上の注意

セキュリティが有効で、ジョブ所有者を変更するためにjob_securityが変更されたXMLで指定されている場合、ユーザーはdcml_adminである必要があります。セキュリティが有効で、ジョブの権限を変更するためにjob_securityが変更されたXMLで指定されている場合、ユーザーはdcml_adminまたはジョブ所有者である必要があり、変更された権限だけでなく、すべての権限を提供する必要があります。

XMLファイルのオブジェクトのリストに名前変更のあったオブジェクトだけでなく、移動対象となるすべてのオブジェクトが含まれていることを確認します。元のジョブで指定されたオブジェクトが更新済みのリストに含まれていない場合、このオブジェクトは新規ジョブ定義から削除されません。オブジェクトが一覧表示されない場合、Data Moverでは元のオブジェクト リストへの更新はないものとされます。

XMLファイルの例

editコマンドの場合は、datamove edit -f parameters.xmlと入力します。

次の例は、editコマンドのパラメータ ファイルを示しています。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes" ?> 
<dmEdit xmlns="http://schemas.teradata.com/dataMover/v2009"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" 
xsi:schemaLocation="http://schemas.teradata.com/unity/datamover.xsd"> 
<!-- source and target ip not provided, they will be retrieved from original job def --> 
    <job_name>job_name<job_name>    
    <source_user>dm12066</source_user> 
    <source_password>dbc</source_password> 
    <target_user>dm12066</target_user> 
    <target_password>dbc</target_password> 
<!-- The following are the object which are different from original job def --> 
<database selection="unselected"> 
    <name>dm12066</name> 
    <table selection="included"> 
        <name>fmt_inf</name> 
        <validate_row_count>ALL</validate_row_count> 
        <compare_ddl>true</compare_ddl> 
    </table> 
    <table selection="included"> 
        <name>NOPITab</name> 
        <validate_row_count>ALL</validate_row_count> 
        <compare_ddl>true</compare_ddl> 
    </table> 
    </database> 
        <views> 
            <view selection="included" copyData="true"> 
                <name>arrayTabView</name> 
                <database>dm12066</database> 
                <validate_row_count>partial</validate_row_count> 
                <compare_ddl>true</compare_ddl> 
                <sql_where_clause><![CDATA[ where c1 = 2]]></sql_where_clause> 
                <key_columns> 
                    <key_column>c1</key_column> 
                </key_columns> 
            </view> 
        </views> 
</dmEdit>