ユーザー定義のターゲット グループは、S3との間のバックアップ/復元を可能にするためにData Mover DSCで必要な構成をすでに作成している場所です。構成がすでにセットアップされている場合は、cloudstagingarea.xmlファイルでソース システムのターゲット グループ(バックアップ用のターゲット グループ)とターゲット システムのターゲット グループ(復元用のターゲット グループ)を指定するだけで済みます。
Data Mover DSCで必要な構成は次のとおりです。
- AWS S3アカウントの作成
- 2つのターゲット グループの作成(バックアップ用に1つ、復元用に1つ)、およびAWS S3アカウントへのリンク
- バックアップと復元のターゲット グループをリンクするターゲット グループ マップの作成
ユーザー定義のターゲット グループを使用してクラウド ステージング領域を作成するためのサンプルのcloudstagingarea.xmlファイルを以下に示します。
{ "name": "cs2-cloudstagingarea", "storage_type": "S3", "source_target_pairs": [ { "source_system": "sourceSystemA", "source_system_target_group": "my_source_target_groupA", "target_system": "targetSystemB", "target_system_target_group": "my_target_target_groupB" }, { "source_system": "sourceSystemA", "source_system_target_group": "my_source_target_groupC", "target_system": "sourceSystemC", "target_system_target_group": "my_target_target_groupD" } ] }
cloudstagingarea.xmlファイルに以下の詳細を指定する必要があります。
- source_system_target_group
- target_system_target_group
コマンドを実行してクラウド ステージング領域を作成すると、クラウド ステージング コピー サービスは次のようにsource_system_target_groupとtarget_system_target_groupを各ソースとターゲットのペアごとに検証します。
- ターゲット グループが存在する。
- ターゲット グループ マップが2つのターゲット グループをリンクしている。
- ターゲット グループで指定されているAWS/バケットが同じ。
AWS/リージョン/バケットおよびprefix_listは、各ソース/ターゲットのペアにおいて2つのターゲット グループ間で一致する必要があります。