クラウド ステージング コピー サービスは、S3を使用してバックアップ/復元ジョブを実行するために、ソース/ターゲット ペアのそれぞれに必要なすべてのDSA構成を作成できます。
クラウド ステージング コピー サービスで定義されたターゲット グループによりクラウド ステージング領域を作成するためのcloudstagingarea.xmlファイルのサンプルを以下に示します。
{
"name": "cs2-cloudstagingarea",
"storage_type": "S3",
"s3_properties": {
"access_key_id": "ABCDEFGH",
"secret_access_key": "AbcDEfgHIjklmNop123/456qRstUVwXyZ",
"buckets_by_region": [
{
"buckets": [
{
"bucket_name": "example-bucket",
"prefix_list": [
{
"prefix_name": "backup",
"storage_devices": 100
}
]
}
],
"region": "us-west-2"
}
]
},
"source_target_pairs": [
{
"source_system": "sourceSystemA",
"target_system": "targetSystemB"
},
{
"source_system": "sourceSystemA",
"target_system": "sourceSystemC"
}
]
}
cloudstagingarea.xmlファイルに以下の詳細を指定する必要があります。
- s3_properties。これにはS3情報とリージョン/バケット/prefix_listが含まれます。
- access_key_id
- secret_access_key
クラウド ステージング コピー サービスで定義されたターゲット グループの使用制限
以下に、クラウド ステージング コピー サービスで定義されたターゲット グループによって作成されたクラウド ステージング領域の制限を示します。
- 認証のためにaccess_key_idおよびsecret_access_keyを指定する必要があります。このプロセスは、他の認証方法をサポートしていません。
- s3_propertiesでは、以下の各パラメータに1つの値のみを指定できます。
- buckets_by_region
- bucket_name
- prefix_list
- ソース/ターゲットのペア内にはsource_system_target_groupまたはtarget_system_target_groupを指定することはできません。
- クラウド ステージング コピー サービスは、ソース/ターゲットのペアで指定されたTeradataシステムのデフォルトの共有ターゲット グループにリストされているメディア サーバーを使用して、ターゲット グループを作成します。デフォルトの共有ターゲット グループが存在しない場合、クラウド ステージング コピー サービスはクラウド ステージング領域を作成できません。
- 構成を開始すると、クラウド ステージング コピー サービスはDSCで常に新しいS3 AWSアカウントを作成しようとし、既存のアカウントを再利用しません。既存アカウントのaccess_key_idが新しい構成のaccess_key_idと一致する場合、構成エラーが発生します。