目的
クラウド ステージング コピー ジョブの作成には、有効なクラウド ステージング領域が必要です。クラウド ステージング コピー ジョブを作成するには、force_utilityをDSAとして定義し、cloud_staging_area要素を追加します。
コマンド: create -job_name DMCS2Job -f create.xml
パラメータ
パラメータの順序を参照してください。
以下の例では、XMLに加えられる追加のDSAパラメータを示します。
- data_streams
- (オプション)ソース データベースとターゲット データベース間で使用するデータ ストリームの数を指定します。Teradata DSAおよびTPT API(Teradata間)を使用するジョブに適用されます。他のすべてのプロトコルでは、単一のデータ ストリームを使用します。
- db_client_encryption
- (オプション)データ転送中にジョブを暗号化する必要がある場合は、trueに設定します。
- dm.rest.endpoint
- (オプション)実行時に別のRESTサーバーに接続する(その結果別のデーモンに接続する)ために、Data Mover RESTサーバー URLを入力して、commandline.propertiesファイルに指定されているデフォルト値を上書きします。
- execute_permission
- (オプション)作成したジョブの実行権限を持つユーザー名とロールを定義します。
- force_utility
- (オプション) Data Moverデーモンはすべてのコピー操作で特定のユーティリティを使用します。
有効な値
- dsa
- jdbc
- tptapi
- tptapi_load
- tptapi_stream
- tptapi_update
- T2T
Teradata DSAを使用して古いバージョンのTeradata Databaseにデータをコピーすることはできません。ソースTDPIDとターゲットTDPIDが同じ場合は、Teradata DSAを使用できません。 - freeze_job_steps
- (オプション)ジョブ ステップを停止して、ジョブが開始されるたびにそれらのステップが再作成されないようにします。ジョブが作成された後でソース環境とターゲット環境を変更しない場合にのみtrueに設定してください。有効な値
- true - ジョブが開始されるたびにジョブ ステップが再作成されることはありません
- false - ジョブが開始されるたびにジョブ ステップが再作成されます
- unspecified(デフォルト) - 値はfalseに設定されます
- job_name
- (オプション)このジョブの名前。最大32文字の一意の名前にする必要があります。
- job_priority
- (オプション)ジョブの実行優先順位を指定します。サポートされる値は、HIGH、MEDIUM、LOW、およびUNSPECIFIEDです。値を指定しないと、デフォルト値MEDIUMが実行時に使用されます。
- job_security
- (オプション)作成したジョブのアクセス パラメータを定義します。
- log_level
- (オプション) ログ ファイル出力のログ レベル。
有効な値
- 0
- 1
- 2
- 99
- log_to_event_table
- (オプション) このジョブに使用するイベント テーブルを指定します。 詳細については、イベント テーブルの使用を参照してください。
- cloud_staging_area
- (オプション)このジョブに使用するクラウド ステージング領域を指定します。クラウド ステージング コピー ジョブを実行するには、クラウド ステージング領域が必要です。-cloud_storage_areaを指定し-force_utilityを使用しない場合、Teradata DSAがデフォルトで使用されます。
- max_agents_per_task
- (オプション)テーブルまたはデータベースの移動時に同時に使用するData Moverエージェントの最大数。
- netrace
- (オプション) CLI netraceパラメータ。0以上の値を指定すると、CLIトレース ログが生成されます。有効なCLIの値を指定する必要があります。
- netrace_buf_len
- (オプション) CLI netrace_buf_lenパラメータ。0以上の値を指定すると、CLIトレース ログが生成されます。有効なCLIの値を指定する必要があります。
- online_archive
- (オプション)Teradata DSAを使用してテーブルをコピーしている間の、ソース テーブルへの読み取りアクセスおよび書き込みアクセスを許可します。コピー中にソース テーブルが更新されても、その更新はターゲット テーブルには転送されません。コピーが成功した後、ターゲット テーブルに含まれるデータは、コピーの開始時のソース テーブル内のデータに一致します。有効な値
値 説明 True オンライン アーカイブを有効にします False オンライン アーカイブを無効にします Unspecified デフォルト - この値はData Moverデーモン構成ファイルの値に設定されます - overwrite_existing_objects
- (オプション) ジョブは、ターゲットに既に存在するオブジェクトを上書きします。有効な値このパラメータを指定しないと、値はData Moverデーモン構成ファイルのoverwrite_existing_objectsパラメータ値に設定されます。trueまたはfalseに指定すると、値はData Moverデーモン構成ファイルのパラメータ値より優先されます。
値 説明 True 上書きを有効にします False 上書きを無効にします Unspecified デフォルト - この値はData Moverデーモン構成ファイルの値に設定されます - owner_name
- (オプション)ジョブを作成したユーザー。
- read_permission
- (オプション)作成したジョブの読み取り権限を持つユーザー名とロールを定義します。
- response_timeout
- (オプション) Data Moverデーモンからの応答を待機する時間(秒単位)。
- source_account_id
- (オプション) ソース データベースのログオン アカウントID。
- source_logon_mechanism
- (オプション) ソース システムのログオン メカニズム。ソースTeradata Database システムにログオンする場合、ユーザーは少なくとも次のいずれかを入力する必要があります。
- source_user および source_password
- source_logon_mechanism
ログオン メカニズムは、Teradata DSAジョブではサポートされていません。ログオン メカニズムはTeradata PT APIジョブとTeradata JDBCジョブにのみ使用してください。-source_logon_mechanismを指定し、-force_utilityを使用しないと、デフォルトではTeradata PT APIが使用されます。-source_logon_mechanismを指定し、-force_utilityにTeradata DSAを指定すると、エラーが発生します。
- source_logon_mechanism_data
- (オプション)ソース システムのログオン メカニズムに必要な追加のパラメータ。
- source_password
- (オプション) ソース データベースのログオン パスワード。
- source_password_encrypted
- (オプション) ソース データベースの暗号化されたログオン パスワード。
- source_sessions
- (オプション) ソース データベースのデータ ストリームごとのセッション数。
- source_tdpid
- ソース Teradata Database。
- source_user
- (オプション) ソース データベースのログオンID。
- source_userid_pool
- (オプション) ジョブによって、指定の資格情報プールからユーザーが取得されます。両方のパラメータを同じジョブ定義で指定する場合は、target_userid_poolと同じ資格情報プールを使用する必要があります。
- table
- (オプション) コピーするテーブル。
- target_account_id
- (オプション) ターゲット データベースのログオン アカウントID。
- target_logon_mechanism
- (オプション) ターゲット システムのログオン メカニズム。ターゲットTeradataデータベース システムにログオンする場合、ユーザーは少なくとも次のいずれかを入力する必要があります。
- target_user および target_password
- target_logon_mechanism
ログオン メカニズムは、Teradata DSAではサポートされていません。ログオン メカニズムはTeradata PT APIジョブとTeradata JDBCジョブにのみ使用してください。-target_logon_mechanismを指定し、-force_utilityを使用しないと、デフォルトではTeradata PT APIが使用されます。-target_logon_mechanismを指定し、-force_utilityにTeradata DSAを指定すると、エラーが発生します。
- target_logon_mechanism_data
- (オプション) ターゲット システムのログオン メカニズムに必要な追加パラメータ。
- target_password
- (オプション) ターゲット データベースのログオン パスワード。
- target_password_encrypted
- (オプション) ターゲット データベースの暗号化されたログオン パスワード。
- target_sessions
- (オプション) ターゲット データベースのデータ ストリームごとのセッション数。
- target_tdpid
- (オプション)ターゲットTeradataデータベース。
- target_user
- (オプション) ターゲット データベースのログオンID。
- target_userid_pool
- (オプション) ジョブによって、指定の資格情報プールからユーザーが取得されます。両方のパラメータを同じジョブ定義で指定する場合は、source_userid_poolと同じ資格情報プールを使用する必要があります。
- tpt_debug
- (オプション) TPT APIトレース デバッグ ログ パラメータ。0以上の値を指定すると、TPT APIトレース ログが生成されます。有効なTPT APIの値を指定する必要があります。
- write_permission
- (オプション)作成したジョブの書き込み権限を持つユーザー名とロールを定義します。
使用上の注意
datamove create -f create.xmlと入力してジョブを作成します。createコマンドが完了すると、ジョブ名が画面上に表示されます。
createコマンドでは、ジョブは開始されません。ジョブを開始するにはstartコマンドを、またジョブ スクリプトを確認するにはeditコマンドを使用してください。
XMLファイルの例
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?> <dmCreate xmlns="http://schemas.teradata.com/dataMover/v2009" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance xsi:schemaLocation="http://schemas.teradata.com/dataMover/v2009/DataMover.xsd"> <source_tdpid>sourceSys</source_tdpid> <source_user>source_user</source_user> <source_password>source_password</source_password> <target_tdpid>targetSyc</target_tdpid> <target_user>target_user</target_user> <target_password>target_password</target_password> <data_streams>1</data_streams> <source_sessions>1</source_sessions> <target_sessions>1</target_sessions> <freeze_job_steps>FALSE</freeze_job_steps> <force_utility>DSA</force_utility> <log_level>99</log_level> <cloud_staging_area> <name>csareaname</name> </cloud_staging_area> <dsa_options> <target_group_name>my_target_group</target_group_name> <parallel_builds>1</parallel_builds> </dsa_options> <database selection="unselected"> <name>db1</name> <table selection="included"> <name>tb1</name> </table> </database> </dmCreate>