目的
moveコマンドは、指定したデータベース オブジェクトをあるデータベースから別のデータベースにコピーするジョブを作成した後、このジョブを直ちに開始します。 コマンドラインでテーブルを指定することで、XMLオブジェクト リストを使用せずに、ジョブを即座に作成して開始できます。 Data Moverは、Teradata DatabaseからHadoopへのテーブルの移動、およびHadoopからTeradata DatabaseへのHiveテーブルの移動をサポートします。
このセクションのすべてのパラメータはCLIに対して固有です。
パラメータ - Hadoop固有
これらのパラメータは、CLIを使用している場合のHadoopのmoveコマンドに対して固有であり、TeradataからHadoop、HadoopからTeradataへの両方に共通します。パラメータの順序を参照してください。
- hadoop_file_delimiter
- (オプション)列の区切り文字を指定します。指定されていない場合、カンマ(',')が区切り文字となります。このオプションが適用されるのは、hadoop_file_optionがTextとして指定されている場合のみです。
- hadoop_file_option
- (オプション)HadoopのTeradataコネクタおよびT2Hでサポートされている値:
- Text(デフォルト)
- RC
- ORC
- hadoop_number_mappers
- (オプション)TeradataコネクタがTeradata Databaseからデータを取り込む際に使用するMapperの数を指定します。
- hadoop_transfer_batch_size
- (オプション)batch_insertをhadoop_transfer_methodの値として指定した場合は、このパラメータを行数を表わす値(10000、50000など)として指定することもできます。internal_fastloadをhadoop_transfer_methodの値として指定した場合は、このプロパティを適用できません。
- hadoop_transfer_method
- (オプション)HadoopからTeradataにデータを転送するためにTeradataコネクタで使用される方法。
- source_hadoop_file_system_url | target_hadoop_file_system_url
- これらのパラメータ値で指定された値はhttp://で始まり、その後にシステム名、またはIPアドレス、ポート番号が続く必要があります。ログオン メカニズムがkerberosの場合、ホスト名は完全修飾ドメイン名である必要があります。
値 説明 http://webhdfs:50070またはhttp://httpfs:14000 TDCHジョブを実行するためにHDFSに格納された構成ファイル、およびHadoopのTeradataコネクタのジョブによって生成されたログを取得します。WebHDFS REST URLまたはHttpFS REST URLを指定します。WebHDFSのデフォルト ポートは50070、HttpFSのデフォルト ポートは14000です。 - source_hadoop_oozie_url | target_hadoop_oozie_url
- これらのパラメータ値で指定された値はhttp://で始まり、その後にシステム名、またはIPアドレス、ポート番号が続く必要があります。ログオン メカニズムがkerberosの場合、ホスト名は完全修飾ドメイン名である必要があります。
値 説明 http://oozie:11000 データ移動のためのHiveクエリーとHadoopのTeradataコネクタ(TDCH)ジョブを実行します。URLを構成するには、oozieをOozieサーバーが存在するシステム名と置き換えます。ポート11000がOozieのデフォルトです。 - source_hadoop_webhcat_url | target_hadoop_webhcat_url
- これらのパラメータ値で指定された値はhttp://で始まり、その後にシステム名、またはIPアドレス、ポート番号が続く必要があります。ログオン メカニズムがkerberosの場合、ホスト名は完全修飾ドメイン名である必要があります。
値 説明 http://webhcat:50111 データベース、テーブル、列などのメタデータを取得します。URLを構成するには、webhcatをWebHCATサーバーが存在するシステム名と置き換えます。ポート50111がWebHCATのデフォルトです。 - source_hive_logon_mechanism | target_hive_logon mechanism
- ソースまたはターゲットHadoopファイル システムにログインするためのセキュリティ プロトコル。使用可能な値はdefaultおよびkerberosです。
- source_hive_password | target_hive_password
- ソースまたはターゲットHadoopファイル システムのテーブルにアクセスできるユーザーのパスワード。
- source_hive_password_encrypted | target_hive_password encrypted
- ソースまたはターゲットHadoopファイル システムのテーブルにアクセスできるユーザーの暗号化されたパスワード。source_hive_password | target_hive_passwordが指定されている場合は、このパラメータは無効です。
- source_hive_user | target_hive_user
- ソースまたはターゲットHadoopファイル システムのテーブルにアクセスできるユーザーの名前。