ホスト名またはIPアドレスをfailover.propertiesの値として使用できます。次のテーブルは、自動フェールオーバー機能を使用したシナリオで、どのようなことが起きるかを示しています。
シナリオ | 結果 |
---|---|
dmuserのデフォルトのパスワードが、failover.propertiesで指定されたいずれかのサーバーで変更されました。 | SSHのセットアップが失敗し、アクティブ/スタンバイ コンポーネントは正しく開始されません。 |
無効なホスト名がfailover.propertiesで指定されています。 | SSHのセットアップが失敗します。 |
ConfigがROOT以外のユーザーとして実行されました。 | SSHのセットアップが失敗します。 |
アクティブおよびスタンバイのデーモン サーバー上のJMSブローカーがブローカー構成のネットワークで設定されていません。 | アクティブ ブローカーがダウンした場合、デーモン、エージェント、およびコマンドラインは自動的にスタンバイ ブローカーに接続されますが、スタンバイ ブローカーではメッセージが使用されません。 |
broker.urlがdaemon.properties、agent.properties、およびcommandline.propertiesで変更されていません。 | アクティブJMSブローカーがダウンしている場合、デーモン、エージェント、およびコマンドラインはスタンバイJMSブローカーに接続できません。 |
sync.propertiesのmaster.hostとmaster.portの値がアクティブおよびスタンバイの両方の同期サーバーで正しく設定されていません。 | 同期サービスが正しく起動しません。 |
フェールオーバーが有効になった後に、スタンバイ同期サービスがダウンします。 | /opt/teradata/datamover/sync/nn.nn/dmsync startslaveコマンドを使用して、スタンバイの同期サービスを再起動すると、アクティブ サーバーの更新がスタンバイ サーバーに適用されます。 |
フェールオーバー モニタリングが有効になった後にアクティブ同期サービスがダウンします。 | モニタリング サーバーのモニター ログに警告メッセージが表示されます。アクティブ同期サービスがダウンしたときにアクティブ サーバーで発生したすべての更新は、スタンバイに送信されません。アクティブ同期サービスは、アクティブ デーモン サーバーからdmcluster setmasterコマンドを使用して、アクティブ モードで再起動することができます。 |
フェールオーバー モニタリングが有効になった後に、両方のデーモン サーバーがダウンします。 | モニタリング サービスは、アクティブ デーモン サーバーの障害を検出し、スタンバイ デーモン サーバー上でフェールオーバー順序を開始します。スタンバイ デーモン サーバーに接続できない場合、モニタリング サービスは終了し、サーバーが起動した後に、アクティブ デーモン サーバーからdmcluster setmasterコマンドを使用してコンポーネントを再起動する必要があります。 |
アクティブ デーモンがダウンし、フェールオーバーが開始されます。デーモンはdmdaemon serviceスクリプトを使用して再起動されます。 | モニタリング サービスにより、2つのデーモンが実行されていることが検出され、現在アクティブではないサーバー上のデーモンが停止されます。ダウンしたデーモンを正しく復元するには、dmcluser setmasterコマンドを使用します。 詳細については、復元された古いアクティブ デーモンへのフェール バックを参照してください。 |
アクティブ デーモンがまだ実行されている間に、dmdaemon serviceスクリプトを使ってスタンバイ デーモンが開始されます。 | モニタリング サービスにより、2つのデーモンが実行されていることが検出され、現在アクティブではないサーバー上のデーモンが停止されます。スタンバイ モードでコンポーネントを正しく設定するには、アクティブ デーモン サーバーからdmcluster setmasterコマンドを使用します。 |
アクティブ デーモン サーバー上のJMSブローカーがダウンします。 | フェールオーバーが発生します。 |
スタンバイ デーモンでActiveMQが起動します。 | フェールオーバーによってサービスが自動的にシャットダウンします。アクティブ サーバーとスタンバイ サーバーを正しく切り替えるには、dmcluster setmasterコマンドを使用します。 |