ジョブの詳細設定オプションは、ジョブの設定タブから選択できます。ジョブのパフォーマンスの設定にアクセスするには、詳細をクリックします。Data Moverでは、これらの設定のデフォルト値が用意されています。
- Teradataシステム
- Teradataシステムには、次のジョブの詳細設定オプションを選択できます。
- データ ストリーム
- Teradata ARCまたはTeradata PT APIのジョブに対して、ソース データベースとターゲット データベース間で使用するデータ ストリームの数を指定します。DSAジョブの場合は、データベース ノードあたりのストリーム数を指定します。他のすべてのユーティリティでは、単一のデータ ストリームを使用します。
- ソースのセッション
- ソース システムのデータ ストリームごとのセッション数を指定します。
- ターゲットのセッション
- ターゲット システムのデータ ストリームごとのセッション数を指定します。
- タスク別の最大エージェントの数
- Teradata ARCまたはTeradata PT APIを使用するジョブ内の1つのタスクに対してData Moverが同時に割り当てるエージェントの最大数を指定します。Data Mover環境に複数のエージェントがインストールされている場合は、1より大きい整数値を入力して、大量のデータをコピーするジョブのパフォーマンスを改善できます。タスク別の最大エージェントの数の値を提供しなければ、Data Moverは、実行時に値を動的に計算します。
- 使用するユーティリティ
- コピー ジョブに対してData Moverに特定のTeradataユーティリティまたはAPIオペレータを強制的に使用させます。Data Moverは、ジョブに最適なユーティリティを自動的に選択します。
- ソース文字セット
- ソース システムとの通信に使用するセッション文字セットを指定します。
- ターゲット文字セット
- ターゲット システムとの通信に使用するセッション文字セットを指定します。
- ターゲット グループ名
- Data Moverによる自動選択は行なわないで、DSAジョブを実行する共有パイプ ターゲット グループを指定します。指定したターゲット グループが存在しない場合、ジョブは失敗します。
- 並列ビルド
- DSAを使用するときに同時に構築可能なインデックスを持つテーブルの数を指定します。同時ビルドの最大数は5(デフォルト値)です。
- TeradataシステムおよびHadoopシステム
- TeradataからHadoopおよびHadoopからTeradataの場合、次のジョブの詳細設定オプションを選択できます。
- 使用するユーティリティ
- Data MoverでHadoopコピー操作に特定のユーティリティを使用することを強制します。Data MoverデーモンではSQL-Hがテーブルの移動に使用されます。SQL-Hを使用できない場合、Teradata Connector for Hadoop (TDCH)がテーブルの移動に使用されます。
- 転送方法
- TeradataからHadoopにデータを転送するための次のオプションをサポートするHadoopのTeradataコネクタ。
TeradataからHadoopに転送する際のオプション 説明 Default 転送方法が指定されていない場合、Data MoverはデフォルトでAMPを選択します。 Hash 基礎となるHadoopコネクタはTeradataのソース テーブルから指定されたsplit-by列の特定のハッシュ値範囲の行を取得し、これらのレコードをHDFSのターゲット ファイルに書き込みます。 Value 基礎となるHadoopコネクタはTeradataのソース テーブルから指定されたsplit-by列の特定の値範囲の行を取得し、これらのレコードをHDFSのターゲット ファイルに書き込みます。 Partition 基になるhadoopコネクタは、ソース テーブルがPPIテーブル以外の場合にソース データベースにPPIのステージング テーブルを作成します。 AMP 基礎となるHadoopコネクタはTeradataのソース テーブルから1つ以上のAMPの行を取得し、それらのレコードをHDFSのターゲット ファイルに書き込みます。AMPオプションはTeradata Databaseのバージョンが14.10以降である場合にのみサポートされます。 - Mapperの数
- TeradataコネクタがTeradata Databaseからデータを取り込む際に使用するMapperの数を指定します。