各エージェントは、5つのタスクを一度に処理できます。エージェントの数を増やすと、より多くのタスクを一度に処理できるようになり、この結果、一度に処理できるData Moverジョブの数が増えます。これにより、個々のData Moverジョブのパフォーマンスが向上する場合もあります。
Teradata PT APIまたはTeradata JDBCを使用するData Moverジョブには、コピーされるテーブルごとに別々のタスクがあります。エージェントの数を増やすと、より多くのジョブのテーブルを同時にコピーできるようになり、ジョブのパフォーマンスが向上します。
Teradata ARCを使用するData Moverジョブには、コピーされるテーブルごとに別々のタスクはありません。この場合、エージェントの数を増やしても、並列して実行できるジョブは増えません。ただし、ジョブで以前に他のジョブとの間でリソースの競合が発生していた場合は、ジョブのパフォーマンスが向上することがあります。
また、agent.propertiesファイルのagent.maxConcurrentTasksパラメータを設定して、エージェントが実行できる現在のジョブの最大数を制限することを推奨します。このパラメータは動的に設定されます。エージェント サービスの再起動は不要です。値を更新した場合は、更新したファイルを保存してから1分後に新しい値が有効になります。さらに、フレキシブルなスケジュールを使用して、時刻によって異なる同時実行制限を設定することもできます。