この手順を使用して、ノード障害の復元プロセスや、スケール アウト用の新しいインスタンスの展開などのための、新しいシステム イメージを作成します。このイメージが作成されていない場合、復旧されたインスタンスのソフトウェアが一致せず、ノード障害が発生した場合にデータベースを起動できません。さらに、ソフトウェアをアップグレードした後、またはシステムをTeradata QueryGridに追加した後も、新しいシステム イメージを作成する必要があります。
新しいシステム イメージが作成されると、Vantageは新しいシステム イメージに基づいてホット スタンバイ ノードを再プロビジョニングします。
システム イメージを作成するには、イメージの作成に使用したターゲット ノードを再起動する必要があります。単一ノード システムでは、システム イメージの作成プロセスは、使用可能な1つのノードを自動的に対象とします。システムが再起動した後、/var/logのAWS CloudWatchログを使用してインスタンスのステータスをモニターします。この手順を完了しない場合、Vantageはインスタンスの展開時に生成されたイメージを使用します。
ソフトウェア アップグレード スクリプトを次の手順の一部として実行すると、一時的なd2.xlargeインスタンスと350GBのEBSボリュームが作成されます。このインスタンスとボリュームは自動的に削除されますが、最小限の料金が発生します。ソフトウェアのアップグレードは、ノード障害復旧の目的で、またはスケール アウトした場合に、アカウントのAMIに保存されます。このAMIの料金は、顧客ごとに異なります。
- データベースを停止します。
# tpareset –x –y stop for swupgrade
- データベースがDOWN/HARDSTOP状態にあることを確認します。
# pdestate -a
PDE state: DOWN/HARDSTOPデータベースをこの状態にするのに数分かかる場合があります。 - 実行中のノードのインスタンスID、BYNET®名、およびPMA IDのリストを表示します。
# tdc-image --list-nodes
以下は出力の例です。Instance ID Bynet Name PMA ID -------------------- ---------------- ---------------- i-1a78a202 byn001-01 33 i-78a40160 byn001-02 34 i-2bd57033 byn001-03 35 i-5bd87d43 byn001-04 36 i-1878a200 byn001-05 37 i-a57ba1bd byn001-06 38
- インスタンスの作成に使用するインスタンスID、BYNET名、またはPMA IDを指定します。
# tdc-image --instance-id instance_ID # tdc-image --bynet-name BYNET_NAME # tdc-image --pma-id PMA_ID
例:# tdc-image -–bynet-name byn001-03
ここで、byn001-03はBYNET名です。 - データベースを起動します。
# /etc/init.d/tpa start
- データベースが再度実行されていることを確認します。
# pdestate -w
PDE state: RUN/STARTEDデータベースをこの状態にするのに数分かかる場合があります。