目的
wait_across_crash (WAC)およびtell_about_crash (TAC)オプションを、ノード クラッシュの処理に対して設定します。
呼び出し
実行可能形式。
埋め込みSQLのみ。
構文
- WAIT_
- 実行時にWACをYに、TACをNに指定します。
- NOWAIT_TELL
- 実行時にWACをNに、TACをYに指定します。
ANSI準拠
SET CRASHは、ANSI/ISO SQL:2011規格に対するTeradataの拡張機能です。
許可
なし。
使用
SET CRASHは、ワークステーション接続プラットフォームでのみ使用可能です。メインフレーム プリコンパイラは、この文がプリコンパイルされている場合はエラーを生成します。
クラッシュ オプションは、SET CRASHの後に実行される(LOGONやCONNECTリクエストも含め、別のSET CRASHが実行されるまでの)すべての埋め込みSQL文に対して有効です。
ノードがリセットされた場合のプリプロセッサの動作
以下の表は、ノードがリセットされた場合のプリプロセッサの動作を説明しています。
プリプロセッサの実行場所 | 動作 |
---|---|
リセットされるノード | アボートします。 前処理は、ノードのリセット後に再始動しなければなりません。 これは、ダウンした外部クライアント上でユーティリティまたはアプリケーションを開始するという状況と同じです。 |
次のいずれか。
|
そのセッションを再接続し(Teradata Databaseに接続している場合)、構文検査を受ける現在のSQL文がエラーを返します。 前処理を再始動して、完全な構文検査を確実に実施します。 |
ノードがリセットされた場合のアプリケーションの動作
- プリプロセッサが実行しているノードのタイプ
- クラッシュ通知の設定
埋め込みSQLアプリケーションがリセットされるノード上で実行している場合、それはアボートし、ノードのリセット後に再始動しなければなりません。
これは、ダウンした外部クライアント上でユーティリティまたはアプリケーションを開始するという状況と同じです。
SET CRASH = WAIT_NOTELL時のアプリケーションの動作
- リセットされないノード
- ワークステーション接続クライアント
- メインフレーム接続クライアント
アプリケーションはそのセッションを再接続し、Teradata Databaseから以下のいずれか1つのエラー コードを戻し、埋め込みSQLアプリケーションはそのエラー条件に適したアクションを取ります。
コード | 説明 |
---|---|
Error 2825 | Teradata Databaseの再始動後の最新のリクエストのレコードが見つかりません。 |
Error 2826 | リクエストは完了しましたが、Teradata Databaseの再始動が原因ですべての出力が失われました。 |
Error 2828 | Teradata Database回復時にリクエストはロールバックされました。 |
Error 3120 | Teradata Databaseの回復が原因でリクエストはアボートされました。 |
SET CRASH = NOWAIT_TELL時のアプリケーションの動作
- リセットされないノード
- ワークステーション接続クライアント
- メインフレーム接続クライアント
埋め込みSQLアプリケーションの動作の説明は次のとおりです。
アプリケーションは即時にセッションを切断し、以下のCLIエラー コードのいずれか1つを受け取ります。
コード | 説明 |
---|---|
Error 219 (EM_DBC_CRASH_B) | サーバー接続が失われました(ネットワークまたはサーバーの問題です)。 |
Error 220 (EM_DBC_CRASH_A) |
暗黙のCLI DISCONNECTリクエストが出され、クラッシュしたリクエストおよびセッションに関連付けられていたすべてのCLIリソースが解放されます。クラッシュしたセッションに関連付けられていたすべての未解決カーソルおよび動的文も解放されます。