データベース権限とは、データベース オブジェクトやデータにアクセスしたり、そのオブジェクトやデータを操作したりするための許可のことです。Teradata Databaseで可能なほとんどすべての処理において、特定の権限が必要とされます。
権限は「アクセス権」または「許可」と呼ばれることがありますが、このマニュアルでは、ANSI/ISO SQL:2011仕様に準拠して「権限」という語を使用しています。
管理者はTeradata Database権限を使用して、データベース オブジェクトやデータへのアクセスを制御したり、ユーザーが使用可能なアクションやアクティビティのタイプを制御したりします。権限の完全なリストについては、権限ディクショナリを参照してください。
これらの権限は、どのユーザーが次のことを実行できるかを制御するために使用します。
- 特定のデータベース オブジェクトおよびデータのアクセス、作成、変更、または削除
- 特定のマクロ、プロシージャ、およびUDFの実行
- システム全体のアクティビティのモニター
- 他のユーザーに対する権限付与
Teradataデータ制御言語(DCL)リクエストは、ユーザーがこれらのアクションやアクティビティを実行できるようにする権限を付与したり、取り消したりします。
権限を付与するには、ユーザーがオブジェクトに対する権限と権限を付与する権利を持っている必要があります。