GRANT - Teradata Database - Teradata Vantage NewSQL Engine

Teradata Vantage™ SQLデータ制御言語

Product
Teradata Database
Teradata Vantage NewSQL Engine
Release Number
16.20
Published
2019年3月
Language
日本語
Last Update
2019-10-29
dita:mapPath
ja-JP/jlw1513306913964.ditamap
dita:ditavalPath
ja-JP/jlw1513306913964.ditaval
dita:id
B035-1149
Product Category
Software
Teradata Vantage

目的

GRANTは、1人または複数のユーザー、プロキシ ユーザー、データベース、またはロールに対して明示権限を規定します。これには次のいくつかの形式があります。これらの機能と構文規則は異なります。

GRANTの形式 目的
GRANT (MONITOR形式) Teradata Databaseのパフォーマンスのモニターです。
GRANT (ロール形式) ロール メンバーシップをユーザーおよび他のロールに付与します。
GRANT (SQL形式) データベース オブジェクトに対するアクセスや作成、ロギングの権限を付与します。
GRANT MAP ユーザーおよびロールに既存の連続マップまたはスパース マップを付与します。
GRANT ZONE ゾーン ゲストのステータスをどのゾーンにも属さないユーザーまたはロールに付与します。GRANT ZONEは、ゾーン内のデータベース オブジェクトへのアクセス権限をユーザーに自動で付与しません。ゾーン ユーザーは、アクセスが許可される前に権限をゾーン ゲストに付与する必要があります。
GRANT CONNECT THROUGH 信頼済みユーザーを介したプロキシ永久ユーザーまたはプロキシ アプリケーション ユーザーとして接続するための権限を付与します。
GRANT LOGON システム ログオン権限を付与します。

GRANT(SQL形式)とGRANT(MONITOR形式)の使用

GRANT (SQL形式)はデータベース オブジェクトへのアクセスおよび操作を制御するのに対して、GRANT (MONITOR形式)権限セットはシステム全体の性能モニターに関係します。ユーザーに、MONITORを含むすべての権限を与えるためには、以下のリクエストを両方とも実行しなければなりません。

GRANT ALL PRIVILEGES ON object
TO user
WITH GRANT OPTION;
GRANT MONITOR PRIVILEGES
TO user
WITH GRANT OPTION;

ALL PRIVILEGESは、データベース関連の権限だけを参照します。MONITOR PRIVILEGESは、すべてのモニター関連の権限を示します。

GRANT MONITORには、ON object句が含まれていません。この文では、システム全体に影響を与えることができるため、許可が暗黙的にON PUBLICになります。

GRANT ZONEは、特定ゾーンへのアクセスを制御します。WITH GRANT OPTION権限は、GRANT ZONEを持つユーザーには無効です。

GRANT (SQL形式)リクエストでON object句を指定する必要があります。GRANT(MONITOR形式)またはGRANT ZONEリクエストでON object句を指定することはできません。