アクセス モジュール要素 - Access Module

Teradata® Tools and Utilities Access Moduleリファレンス

Product
Access Module
Release Number
17.10
Published
2021年10月
Language
日本語
Last Update
2021-11-16
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B035-2425
Product Category
Teradata Tools and Utilities

パフォーマンスを向上しうるデータベース パフォーマンス要素以外に、Teradata Access Module for OLE DBに特有の以下の問題についても考慮してください。

  • 複数のOLE DBプロバイダが特定のデータ ソースにアクセスできる場合、最速のプロバイダを選択してください。
  • ロード操作のボトルネックを探してください。 可能性のある場所は、転送処理のソース側または宛先側(データベース)のOLE DBプロバイダです。 batchモードではない場合、ロード ジョブの実行中に表示されるダイアログ ボックスの統計を参照してください。 Teradata Access Module for OLE DB for OLE DBは、ソースOLE DBプロバイダから取得する行数と、Teradataロード ソフトウェアに返す行数を表示します。
    • "a"の統計が"b"の統計よりも常時大幅に大きくなっている場合、データ ソースは、ロード ソフトウェアのリクエストより高速にデータを提供しています。このため、ロード ジョブの速度は、宛先(データベース)によって制限されます。
    • "a"の統計が"b"の統計とほぼ同じ状態を保っている場合、データ ソースは、ロード可能な最高速度でデータを提供できていません。このため、ロード ジョブの速度は、データ ソース側の転送処理によって制限されます。

    batchモードで転送のステータスおよび進捗状況を表示するダイアログ ボックスを無効にして、性能を向上させることもできます。 これにより、ダイアログ ボックスの表示と更新に使用される処理リソースが解放されます。

  • データ ソースがSQLコマンドをサポートしている場合、ロードするデータの最小量(つまり、必要な列と行だけ)を返すSQL SELECTコマンドを使用してください。
  • CHAR(n)データで示されるような固定長のテキスト データを転送するロード ジョブでは、正しく転送できるASCIIセッション文字セットの文字だけがテキスト データに含まれている場合、UTF-8セッション文字セットではなくASCIIセッション文字セットを使用してください。UTF-8セッション文字セットが使用されている場合、ロードの転送中にこれらのフィールドの終端に埋め込み文字が追加されます。これらの埋め込み文字は、データベースとTeradataクライアント ユーティリティを実行しているシステムの間で使用できる帯域幅の一部を使用します。この埋め込みを回避するための別のオプションとして、VARCHAR(n)などの可変長のテスト データ型に列をCASTする方法があります。
  • データ ソースからデータを取得し、データベースにデータを返すためには、少なくとも2つのCPUを搭載したシステムでロード ジョブを実行してください。 最適な性能を実現するためには、並列でこれらの操作を実行してください。
  • チェックポイント間隔フィールドに値を入力した場合には、フェッチ毎の行数バッファ サイズボックスにも値を追加して後方スクロールを有効にするオプションを選択すると、性能が向上することがあります。
    • フェッチ毎の行数が空白の場合、デフォルトは10個のジョブです。 数値を大幅に増やすと、並列で行が取得されない場合があります。これにより、性能が低下する可能性があります。 チェックポイント/再始動機能が有効な場合にチェックポイント間の行を保存して使用されるスペースに関係なくバッファから除外した後、内部バッファ(バッファ サイズ)に収まる行数の1/3以下に数値を制限することを検討してください。
    • バッファ サイズが空白の場合、デフォルトは128KBです。 デフォルト以下の値が許可されます。 フェッチ毎の行数]に指定された値の3倍の数値が推奨されています。ただし、数値が大きすぎると、特にメモリの少ないシステムの場合や他のロード タスクの実行時には、バッファのデータがディスクにページ アウトされる可能性が高くなるので、性能が低下することがあります。
    • 後方スクロールを有効にするを選択すると、最新のチェックポイントから再始動されますが、内部バッファ(バッファ サイズ)には再始動用のデータが格納されません。 このオプションを選択すると、使用可能なすべてのメモリを一部のデータ ソースが消費するためにジョブが失敗する可能性があります。 このため、このオプションを使用する際は注意してください。 このオプションがオフの場合にチェックポイント間隔を選択すると、チェックポイント間でロードされる行を十分に格納できる値がバッファ サイズに設定されている場合は再始動を行なうことができます。