デフォルトでは、Teradata Access Module for Named Pipesがファイル終了の状態を報告し、パイプに書き込まれた最後のレコードが読み取られ、リーダー プロセスに送信された場合にフォールバック データ ファイルを削除します。 しかし、このモジュールは、生のデータ ストリームだけを処理し、ライター プロセスやリーダー プロセスによって強制的に指定されたデータの書式を考慮しないため、通常のファイル終了条件と、ライター プロセスが誤って終了前に停止した場合に発生するデータ終了条件との区別ができません。
ライター プロセスが通常のファイル終了条件の到達前に終了した場合、Teradata Access Module for Named Pipesは、デフォルトで空のパイプを通常のファイル終了条件として解釈し、フォールバック データ ファイルを削除します。 この場合、データは使用不能になるため、続くリーダー プロセス再始動操作をサポートできなくなります。
confirm_fallback_deletionフラグを"Y"に設定しない場合は、(DBSエラーなどのために)クライアント ユーティリティが処理の途中で停止する場合に備えてフォールバック ファイルを保存できます。これは、値PM_ATR_VALU_YESを使用してデータ コネクタ属性PM_ATR_NAME_KEEP_RESTART_RESOURCESを設定することによって行ないます。