configファイルとcredentialsファイルを使用すると、一部のTeradata Access Module for S3パラメータ(特に信頼証明)を、TPTジョブ スクリプトに記述するのではなくファイルに格納できるようになります。AWS Command Line Interpreterを使用するユーザーや慣れ親しんでいるユーザーの利便性を考慮して、これらのファイルはAWS CLIで定義されている規則に従っています。これらの構成ファイルの使用は、インストールされているAWS CLIに依存しません。
configファイルには、S3バケットが置かれているリージョン名が含まれています。configファイルではコメントを使用できます。
慣例では、Amazonコマンドライン ユーティリティでは、ユーザーのホーム ディレクトリ内のファイルから設定データと認証データを取得します。このファイルは、~/.aws/configにあるconfig、および~/.aws/credentialsにあるcredentialsです。これらのファイルの構文はAWSドキュメントで定義されますが、まだ存在しない場合は、作成するために十分なサンプルが必要です。
開発および管理はAWS CLIユーティリティを使用して実行されることが多いため、AWSユーザーの多くはこれらのファイルを使用しています。Teradata Access Module for S3は、リージョン、access_key_id、およびsecret_access_keyがモジュール パラメータやシェル環境変数で指定されていない場合に、これらのファイルを解釈してそれらの値を取得できます。
これらのファイルは、「プロファイル」と呼ばれるセクションに分かれています。各セクションは、角括弧で囲まれたプロファイル名で識別されます。プロファイル[default]が存在する必要があり、その他のプロファイルは、以下の例に示すように提供できます。目的のプロファイルは、S3Profileモジュール パラメータで選択できます。
次に、configファイルの内容の例を示します。このファイルのデフォルトの場所は~/.aws/configです。
[default] region = us-west-2 [export_job_7] region = us-east [load_job_5] region = us-west-2 # I support comments
credentialsファイルには、"アクセス キーID"、"秘密アクセス キー"、および任意選択の"セッション トークン"などのユーザー信頼証明が入っています。
次に、credentialsファイルの内容の例を示します。このファイルのデフォルトの場所は~/.aws/credentialsです。
[default] aws_access_key_id = AKIA************T6XA aws_secret_access_key = Mpm1********************************CNT4 [export_job_7] aws_access_key_id = AKIA************WLCX aws_secret_access_key = Mpm1********************************QQL7 [load_job_5] aws_access_key_id = AKIA************WWNB aws_secret_access_key = Mpm1********************************CNT4 [my_mfa_profile] aws_access_key_id = AKIA************WWZX aws_secret_access_key = Ljm3********************************CNL3 aws_session_token = H7G3****************************XYZZ
別の場所を選択していない場合は、ホーム ディレクトリ内に.awsディレクトリを作成し、configファイルとcredentialsファイルを.awsディレクトリ内に置いておく必要があります。.awsディレクトリは、configファイルとcredentialsファイルが置かれるデフォルトの場所です。
configファイルとcredentialsファイルを任意のディレクトリに格納することもできます。ただし、S3ConfigDirという初期化文字列パラメータを使用して、configファイルとcredentialsファイルが格納されているディレクトリ パスを指定する必要があります。