WindowsでのTeradata Access Module for Named Pipesの使用 - Access Module

Teradata® Tools and Utilities Access Moduleリファレンス

Product
Access Module
Release Number
17.10
Published
2021年10月
Language
日本語
Last Update
2021-11-16
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B035-2425
Product Category
Teradata Tools and Utilities

以下の手順は、WindowsシステムでFastLoadやFastExportなどのクライアント ロード ユーティリティとアンロード ユーティリティを用いたTeradata Access Module for Named Pipesの使用法を示したものです。

名前付きパイプは、ネットワーク エンティティのMicrosoft Universal Naming Convention(UNC)に従います。
\\system_name\pipe_name

パイプ名の一部にシステム名を指定すると、ネットワーク接続されたシステム間でデータの転送ができるようになります。 ピリオド(.)をsystem_nameとして使用し、ローカル システムを指定します。 UNIXとは異なり、Windows上の名前付きパイプには永続性がありません。 このパイプはアクセス モジュールによって自動的に生成され、アクセス モジュールがこれを終了するときに破壊されます。

  1. Teradata Access Module for Named Pipesを指定するためのリーダー プロセスをプログラムします。次に示すのは、FastLoadのスクリプトの例です。
    axsmod np_AXSMOD.dll  “fallback_directory=...”; 
    define file=\\.\pipe\mypipe...;
  2. 出力ストリームを名前付きパイプに送信するためのライター プロセスをプログラムします。次に示すのは、FastExportのスクリプトの例です。
    .EXPORT OUTFILE \\.\pipe\mypipe;
  3. リーダー プロセスとライター プロセスを2種類の異なるコマンド ウィンドウ(CMD.EXE)から開始します。
    Windowsシステムでは、リーダー プロセスは、ライター プロセスを開始する前に起動し、パイプの読み取り操作のための待機モードに入っていなければなりません。例えば、FastLoadユーティリティは次のメッセージを表示することにより、このステータスを示します。Starting to send to RDBMS with record 1.
    1. 1つのコマンド ウィンドウでFastLoadを起動するためには、以下を入力します。ここで、flod.cmdは、使用するFastLoadジョブ スクリプト ファイルです。
      fastload <flod.cmd
    2. FastLoadが初期化され、パイプの読み取り操作の準備ができるまで待機します。
    3. FastExportを別のコマンド ウィンドウで起動するためには、以下のように入力します。
      fexp <fexp.cmd