以下の手順は、WindowsシステムでFastLoadやFastExportなどのクライアント ロード ユーティリティとアンロード ユーティリティを用いたTeradata Access Module for Named Pipesの使用法を示したものです。
名前付きパイプは、ネットワーク エンティティのMicrosoft Universal Naming Convention(UNC)に従います。
\\system_name\pipe_name
パイプ名の一部にシステム名を指定すると、ネットワーク接続されたシステム間でデータの転送ができるようになります。 ピリオド(.)をsystem_nameとして使用し、ローカル システムを指定します。 UNIXとは異なり、Windows上の名前付きパイプには永続性がありません。 このパイプはアクセス モジュールによって自動的に生成され、アクセス モジュールがこれを終了するときに破壊されます。
- Teradata Access Module for Named Pipesを指定するためのリーダー プロセスをプログラムします。次に示すのは、FastLoadのスクリプトの例です。
axsmod np_AXSMOD.dll “fallback_directory=...”; define file=\\.\pipe\mypipe...;
- 出力ストリームを名前付きパイプに送信するためのライター プロセスをプログラムします。次に示すのは、FastExportのスクリプトの例です。
.EXPORT OUTFILE \\.\pipe\mypipe;
- リーダー プロセスとライター プロセスを2種類の異なるコマンド ウィンドウ(CMD.EXE)から開始します。Windowsシステムでは、リーダー プロセスは、ライター プロセスを開始する前に起動し、パイプの読み取り操作のための待機モードに入っていなければなりません。例えば、FastLoadユーティリティは次のメッセージを表示することにより、このステータスを示します。Starting to send to RDBMS with record 1.
- 1つのコマンド ウィンドウでFastLoadを起動するためには、以下を入力します。ここで、flod.cmdは、使用するFastLoadジョブ スクリプト ファイルです。fastload <flod.cmd
- FastLoadが初期化され、パイプの読み取り操作の準備ができるまで待機します。
- FastExportを別のコマンド ウィンドウで起動するためには、以下のように入力します。fexp <fexp.cmd
- 1つのコマンド ウィンドウでFastLoadを起動するためには、以下を入力します。ここで、flod.cmdは、使用するFastLoadジョブ スクリプト ファイルです。