次の図は、Teradata Access Module for GCSがTeradata Parallel Transporterのローディング オペレータを使用してデータベースにデータをインポートする方法を示しています。
- Teradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータは、Teradata Access Module for GCSを動的にロードします。
- Teradata Access Module for GCSは、File Open、File Read、File Get Position、File Set Position、File Close、Shutdownなどの必要な汎用命令を実装することで、Teradata Parallel Transporter DataConnector APIをサポートします。
- Teradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータは、Init命令およびFile Open命令を使用して、GCSへの暗号化されたTCP接続を、初期化文字列でユーザーが指定した数だけ確立するようにTeradata Access Module for GCSに指示します。
- Teradata Access Module for GCSは、Init命令で指定された接続数を使用してGCSから非同期でデータを取得します。
- File Read命令はTeradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータからTeradata Access Module for GCSによって受け取られるため、読み取り数は該当するGCSバッファと一致します。複数の接続とバッファを使用して非同期でGCSからデータが読み取られるため、読み取り操作はすぐに完了することがあります。
- 上記の手順1で説明したTeradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータの指示に応じて、Teradata Access Module for GCSはGoogle Cloud Storageへの接続を確立し、GCSに格納されているファイル オブジェクトからデータを取得します。
- Teradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータは、データをTeradata Parallel Transporterのロード オペレータに転送します。
- Teradata Parallel Transporterのロード オペレータがデータを処理し、データベース内のテーブルに読み込みます。
- ファイル終了を受信し、最後の読み取り命令に対する応答を介して伝えられると、Teradata Parallel Transporter DataConnectorによってClose命令とShutdown命令が送信されるので、Teradata Access Module for GCSはGCSへの暗号化されたTCP接続を閉じることができます。