GCSからデータベースへのデータの転送 - Access Module

Teradata® Tools and Utilities Access Moduleリファレンス

Product
Access Module
Release Number
17.10
Published
2021年10月
Language
日本語
Last Update
2021-11-16
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B035-2425
Product Category
Teradata Tools and Utilities

次の図は、Teradata Access Module for GCSがTeradata Parallel Transporterのローディング オペレータを使用してデータベースにデータをインポートする方法を示しています。



  1. Teradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータは、Teradata Access Module for GCSを動的にロードします。
  2. Teradata Access Module for GCSは、File Open、File Read、File Get Position、File Set Position、File Close、Shutdownなどの必要な汎用命令を実装することで、Teradata Parallel Transporter DataConnector APIをサポートします。
  3. Teradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータは、Init命令およびFile Open命令を使用して、GCSへの暗号化されたTCP接続を、初期化文字列でユーザーが指定した数だけ確立するようにTeradata Access Module for GCSに指示します。
  4. Teradata Access Module for GCSは、Init命令で指定された接続数を使用してGCSから非同期でデータを取得します。
  5. File Read命令はTeradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータからTeradata Access Module for GCSによって受け取られるため、読み取り数は該当するGCSバッファと一致します。複数の接続とバッファを使用して非同期でGCSからデータが読み取られるため、読み取り操作はすぐに完了することがあります。
  6. 上記の手順1で説明したTeradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータの指示に応じて、Teradata Access Module for GCSはGoogle Cloud Storageへの接続を確立し、GCSに格納されているファイル オブジェクトからデータを取得します。
  7. Teradata Parallel Transporter DataConnectorオペレータは、データをTeradata Parallel Transporterのロード オペレータに転送します。
  8. Teradata Parallel Transporterのロード オペレータがデータを処理し、データベース内のテーブルに読み込みます。
  9. ファイル終了を受信し、最後の読み取り命令に対する応答を介して伝えられると、Teradata Parallel Transporter DataConnectorによってClose命令とShutdown命令が送信されるので、Teradata Access Module for GCSはGCSへの暗号化されたTCP接続を閉じることができます。